Lifesaver examination

同僚のアベラが以前から
提案していたプール監視員の増員

50mプールを監視するには
最低でも3,4人のライフセーバーが必要だと言っていたアベラの思いが実を結びそう

元漁師の
ツァガイとアイヤロ

この2人が新たにプール監視員としてくると彼も気が楽になるだろーな

そんな時
新しいライフセーバーを雇用するのに君がテストをしてくれ

君が合格を出せば
私が雇用手続きをする
(チョンべ教授)

責任重大!!

アベラとどんなテストにするか会議

泳力、救助技術、飛び込み、知識
4項目で評価することに

雇用手続きするのに
何かテストした証明が必要かなー

テストは明朝
よし
テスト用紙作ってくるよ


アベラ念願の監視員増員
私も何かしたい

その日の夜
友人達の力を借りて
作りました。


そして翌朝
チョンべ教授にこの形式でテストする事を報告して
上司のブブにアムハラ語に翻訳してもらいました。

ブブに指摘された
なんで
評価にエクセレントがないんだ
プロフェッショナルの上はエクセレントだろ!

エチオピアの評価段階を知りました!笑

訂正と翻訳をしたテスト用紙をもとに
いざ試験

Swimming level
Rope rescue experience
Dive skill
Relative Knowledge

どれも落とすものでありません。
分からないものはその場で確認して覚えてくれたら良し

特に今回のテストで確認したかったのは最後の部分

救助器材がない場合に溺れている人発見。あなたはどうしますか?

この質問を2人に行いました。

2人の回答
飛び込んで泳いで助ける!!


テストして良かった

生身で助けにいけば
溺者はパニック状態
溺者は助けに行ったあなたにしがみついて
2人とも死んでしまうよ

だから
器材なしに救助に行ってはだめ

そのために
ロープレスキューを練習してるんだ

ライフセービングで1番大切な事
自分の身を守ること
ライフセーバーが溺れてしまったら誰もその人を助ける事ができません。

2人、そして同僚アベラもわかってくれたようです。


そして続けて
First Aid
[Question]
足を切ってしまった…どうする?
[answer]
圧迫して止血する

素晴らしい
でも血はバイキンいっぱいだから
直接手で圧迫したらダメだよ

褒めながら
少しアドバイス^_^


はい
では溺れて呼吸してない人がいました。
どうする?
[answer]
ツァガイ
ーお腹を押して水を吐き出させる
アイヤロ
ー足を高く上げてブラブラ

んー
もし意識があればそれでも良いかもね…
(彼らの意見は否定しないようにしてます。)

でも意識なし、呼吸なし
どうする?

みんな考える…

そして
デモンストレーションしてやって見せました。

溺水で意識がないのは
窒息が原因
だから、まずは気道確保
そして胸骨圧迫 30回
人工呼吸2回

意識がないと首がだらんとして
気道が塞がっちゃうよね
押すのはお腹じゃなくて胸ね

今回は細かいところはやりませんでしたが
少しずつ

そして最終評価
アベラがアムハラ語、私はなんちゃって英語でコメントを書いて

合格のサイン

その日のうちに
教授に渡す事ができました。

大きな仕事終え
ひと安心

これから楽しみです。

National park

先日は
国立公園に行ってきました

ずっと行きたかったところに
短期ボランティアのさきちゃんが
コンサルのトクダさんとアルバミンチに旅行に来たのに便乗させてもらいました。


街中から20程空港方面から湖を目指していくと
Arbaminchi Nech Sar National park
があります。

GATEで入場料とライフル持ったガードマンを雇い出発

ランクル
砂ぼこりを上げながら進む

途中スタック、エンストして
トレッキングも楽しみながら進むと


見えてきました。

どーん
チャモ湖
クロコダイルが米粒くらいで見えました^_^

そして
シマウマ発見
おしりプリプリしてました。

子シマウマはマダラが茶色なんですね^_^


さらに車で急斜面を駆け上がっていくと平地が広がってきました。
身体全体でサファリの風を感じたくなって
四駆の荷台へ

気持ちぃーー

今度行く時は
ライオンキングのBGMを準備しておこーと思いました。笑


平地から少し丘に上がったところ
絶景ポイントが待ってました。

自然と飛びたくなります。

最近、体重軽くなったせいか
余計に飛べるようになりました。

この写真は
せーのっ
で飛んだんですがね

アツネーの運動不足は今後の課題です。



サファリ後
アルバミンチの名前の由来にもなっている
Fourteen springs

泉周辺の森
サファリとは一変して
ツルが垂れ下がる背の高い木々生い茂るまるでジャングルブックの世界


泉が湧き出てる場所は制限されてて今回は入れませんでしたが

泉のほんの少し下流で何やら
キャキャキャッ
子供達が身体洗ったり
木の上からダイブしたり

一緒に飛び込みたかったですが
時間もなく女性陣もいたので
今回は遠慮しました。


その代わりに
ツルに捕まって
アーアアー

ターザンごっこに交ぜてもらいました。

町中から30分足らずで行ける国立公園

早朝に行けばライオンなど他の動物にも会えるかも

ナイトツアーもあるようです。

地球の歩き方に載ってないところがたくさん
ある意味ラッキーです。

手付かずの自然、地球ってやっぱりすげーなーと感じさせてくれるアルバミンチ

エチオピアに来る際は
アルバミンチに寄って下さいね。

Always Ready

Always Ready

この言葉は
ライフセーバーの大会で
DJユージが良く使ってた合言葉

このAlways Ready を感じる場面がありました。

コタロー
I have a idea
何だろうとレスキューロープの前に

[同僚のアベラ]
ロープの置き方を統一しよう!!
フェンスがある側は
こんな感じで設置したらどうかと思う。

俺が思うに
統一したロープ設置にして
いつでも誰でも迅速、正確なロープレスキューが出来ないといけないと思うんだ!!

素晴らしい!!

早速みんなで練習
設置する人、投げる人を別々にして
何度もトライ

やはり
絡まらないように
丁寧にロープを巻いて設置しておく事が大事

準備が大事だね!!
とみんなで再確認できました。

器材の設置は
ライフセービングではとても大事です。

海であれば
潮の満ち引き
太陽の位置
風向き

監視位置から溺者まで
出来るだけダイレクトに行けるように注意を払い
1秒でもロスがないようにしています。

正直ここに気づくのには
もっと先だと思ってたので本当に嬉しい驚きでした。


アベラから何でこんなアイデアが出たんだろーなーと思った時

前日の出来事を思いだしました。

レスキューロープの先端
結び方変えたからねー
ひと結びより、少し太く頑丈にしたからペイシェントが捕まり易くなったし、ライフセーバーもロープを離しずらくなったね。
どうかなアベラ

Oh
Good good

この会話があって
アベラも私に負けじと
ロープ設置のideaを出してくれたんだと思います。

26歳の私と
45歳のアベラ

歳は離れてますが
お互いに刺激し合える関係
本当良い同僚と出会えました。


Always Ready
エチオピアでも合言葉になるかもしれません。

ビート板、プルブイ作り

授業を進めている中で
上がってきた課題

kickの練習するものの沈んじゃう
グラインド姿勢でやると息継ぎできないので継続できない

クロールを泳ぐと
ストロークに振られて
足が開いてしまう。
体もブレてブレて
前に進まない


やはりビート板、プルブイ必要
以前から考えてた
ソケの木を使った道具作りは停滞中

ソケの木はよい素材ですが
時間がかかるなら他のもので

シンプルにペットボトル
2ℓ、1ℓ、500㎖

以前コースロープ作りで
集めてたのでガムテープだけ購入

こんな感じで3種類できました。

さー
どんな反応を示すのやら
道具として機能するのか

午後の一般開放の時に子供達に使ってもらいました。

強度は大丈夫かなー
ちゃんと浮くかなー

心配してましたが
みんな思い思いの使い方で
即作ビート板、プルブイを楽しんで使ってくれました。

みんなぽいぽい投げてましたが
意外と壊れない


感想聞いてみると
500㎖だと子供でも浮力が足りないみたいです。

自分でも後で試して見ましたが
2ℓはビート板
1ℓはプルブイ
にちょうど良い浮力がありました。

みんなからは
もっと作って欲しいとリクエストもらえました。

ペットボトル足りないから
持ってきてーと
お願いしました。

教員のアンチョーも
生徒達の課題を共有してたので
nice ideaと言ってもらえ
授業の時も生徒達に準備させてくれるみたいです。

ビート板があると
身体が浮いて呼吸がし易いので
キックに集中してくれるようになりました。

プルブイも
フォームを矯正するのに持ってこい

ちょっとした道具ですが
私自身もクロールでブレスのタイミングで足が開いたり
体幹が安定せずにストロークで身体が振られてしまうので

プルブイ使った練習は良くやります。

プルブイ挟んで
上半身はリラックス
でもお腹はキュッ

お腹がリラックスしてると
ブレちゃうよねーと
ジェスチャー交えながら

すると
足が閉じて、ストロークで身体もあまり振られず泳げるようになりました。

飲み込みが早い
生徒達素晴らしいです。



次の課題はクロールの息継ぎ
顔を横に向けて呼吸する事は
やはり難しいみたいです。

腕を枕だと思って頭をあずけよー
と伝えますがイマイチ…

良い指導方法があれば教えて下さい。
よろしくお願いします。

Step by step (rope rescue)

ロープレスキューの動画を先日インスタに載せたところ、友人達からアドバイスをもらえました。
早速チャレンジ!

内容は
Patients (溺者)
のロープの捕まり方


このスタイルだと水を飲んでしまいやすい。
そして疲れているペイシェントにとってこの持ち方だとロープを離してしまう可能性がある。


リバーレスキュー時には
上向きで上流側に頭
障害物を足でよける
イメージとしては
てんとう虫をひっくり返して
ジタバタしてる感じです。
ロープは首の裏を通して胸の前で
がっちり両手で持つ

この方法だと握力を使わず
流れのある中でもロープを離しにくく、水も呑まない。

当初は
プールだし
細かい事はよいかと思いましたが
レスキューに妥協はダメですね。
思い出しました!^_^
ありがとうございます。


アベラに溺水水飲んじゃうから
首か背中でロープを持たせようと提案

ペイシェント ロープ ヤジ ウンダジ
ウハ タッタ ノ

シラジー ロープ ウンダジ ヤジ トゥルノ

これが私が使ってるアムハラ語です。笑

さすがアベラ
直ぐに取り入れてくれて
みんなに説明

そして
ペイシェントに対する声かけ
落ちつかせて、分かりやすい指示ととジェスチャー
素晴らしい!!

そして翌日は
ロープを巻いてる際も
ペイシェントを見続ける
ロープに集中して下を向いてる内にペイシェントが沈んでしまう

フッル ギゼ
ペイシェント タマルカット(アッダムトゥ)
Keep looking the patient
Don't look the rope

ジェスチャー交えて伝えたら
分かってくれました。

皆んなで考えながら
少しずつよくなっていきます。

活動写真

JICA宮崎より
パネル用に写真を送ってほしい依頼があったので
同期のあつねーにお願いして
プールの指導風景を撮ってもらいました。

この日は
バタ足、呼吸の方法のレッスン

だいたいの生徒が
膝から曲げて腰が沈んでしまう。

腰から動かすように
そしてリラックスして
リズミカルに

なかなか直ぐは出来ませんが
生徒達の成長は素晴らしく
先週は顔を水につける事も上手く出来なかったのに

身体を浮かせる事ができるようになりました。

そして呼吸
顔を水につけると
呼吸も止めてしまう生徒達

気持ちはわかります。

少しずつ吐くんだよ
ブクブクブク…パッ

小さい頃の
スイミングスクールを思い出します。

しかし
中々伝わらない…
吐くんだよと言うと
凄い勢いでバッと吐いてしまう。

Gradually breathe out
ティニッシュティニッシュ
タンファシ マウタッ

英語でもアムハラ語でも上手くいかない!!

Main teacher のアンチョーが
少しずつ吐く
勢いよく吐く
両方やらせてどちらが良いか
分からせうとしている。

素晴らしい!!
でもまだ上手く伝わらない…

こうなったらジェスチャーです。

プールサイドから
走る真似
呼吸を激しくやって走る
ハーハーハー
直ぐに疲れてしまう

ノーノー

ゆっくり呼吸すると
楽に走れるよねー

こんな感じのジェスチャーをすると
みんな面白がりながらも
理解してくれました。

ブハッとブハッと
泡が出てたのに

ぷくぷくぷくぷく
リラックスして息を吐く事が出来るようになりました。

水中は非日常的です。
私自身も高校まで野球部だったので
ライフセーバーしながら
海でしんどい目にたくさんあいました。
プール練でも
競泳していた同期達が何であんなに疲れずに早く泳げるんだろーと

いつも考えていました。

私の指導がベストなのかは分かりません。
トレーニング知識も実践経験も乏しいですが

生徒達の泳げない気持ちは分かります。

直ぐに泳げるはずもない
ゆっくりゆっくり
水に入る事をまずは楽しむ事を体感して欲しい

今はこんな感じの授業です。

そして
同期に撮ってもらった写真
いい写真たくさん

しかし
これは変態コーチにしか見えない…
真面目にやってるんですがね…笑

いや驚きました。笑

来週はクロールと平泳ぎの練習が始まるようです。

いろんな指導方法を勉強していきたいので
是非みなさんからアドバイス頂ければと思います。

そして
blogでコメント頂いているのに
返信の仕方が分からず返せていません。
失礼が続いてますが
引き続きコメント頂けると
嬉しいです。

エビフライ


以前からスタッフから
いつ泳ぐの?
見せてよー

と急かされていました。

そろそろ
一度入らないとまずい…

しかし
緑のプール…


ん?
少しプールの床が見えるようになってきた?

硫酸銅の効果なんでしょう。
何と藻が死にました。

藻はどこに行ったのか?


同僚がプールに入りゴミを網で拾っていると

道が…

藻が死んで床に堆積してました。


素直な気持ちを言うと
引きました

生徒達の泳ぎを見ていると
入水して指導したい気持ち…

シャワーで流せば何とかなるか


覚悟を決めて入水

呼吸やバタ足の練習の補助しながら
少し泳いだ感想は
水飲んでないけど喉が痛い…
薬品効いてます!

そして
同僚からデモをしてと言われ
4泳法やりました。


バタフライが珍しかったらしく
好評で
みんなバタバタ真似し始めました。

生徒達の泳ぎを見ていると
小さい頃
弟とプールに行った時の事を思い出しました。

頑張ってるけど
バタフライではない…

んー
エビフライかな

こんなくだりを思い出し


私の泳力でも
生徒達に魅せれる部分があって良かったなと
ホットしました。

授業の終わり
生徒から話しかけられ

俺体育の先生なりたいと思ってる
なれるかな?
と聞かれました。

まだまだ泳いでるとは言えませんが
この気持ちがあれば大丈夫!!

凄く嬉しくなりました。

君ならなれるよ!
頑張ろ!

アルバミンチ大学を出た生徒達が
自信を持って水泳を指導できるように

限られた時間しかありませんが
精一杯やっていこうと思いました。


毎日いろんな
刺激をもらえるこの環境が本当にありがたいです。

エビフライから
バタフライに!!

これから頑張ります。