大人の喧嘩

水が入りだした!

協力してくれた
副学長のレチャレ教授とバハエル教授に早く御礼を言いにいかないと!

プールからプレジデントオフィスに向かって1人で歩いていると

見慣れた車に横付けされ
中の奴が声をかけてきた

どこに行くんだ!
(チョンべ教授)

プレジデントオフィスに行く(私)

何しに?(チョンべ)

御礼を言いに行くんだよ(私)

なぜだ⁉︎
君はスポーツアカデミーで働いてるんだろ!
レチャレ教授は私の上司だ
なぜ君がそこに行く必要がある
etc…
(だいぶ熱くなってんな〜)

無視して歩こうとすると
また話してくる

Do you understand!!!!
(もう怒りまくってる)

I understand (私)

私もだいぶ言い返してやりたい気持ちでフツフツとしていましたが
ここは堪えるところ

決戦は今でない

みんなで喜びを分かち合い
本当に幸せな気持ちだったのに

彼はいつもぶち壊してくれる


言うだけ言って
アクセルを勢いよく踏んで
大学のゲートを出て行った彼

またビール飲んでチャットしにいくんかなー
(チャット:お茶の葉のようなモノ、何時間も噛み続けると麻薬作用が現れる。コーヒーを抜いてエチオピアの輸出品目第1位)

本当にどうしようもない奴

残念ながら
レチャレ教授、バハエル教授には
会議のため会えず

久しぶりに自分のオフィスに向かう事に

ブブに会いたい
そしたら久しぶりに事務所にいました。

ブブに正直な自分の気持ちを伝える

金やビジネスの話しばかりしてくるチョンべとはもう付き合ってられない。

ボランティアで給料も何ももらってないのに、奴は会っても挨拶もしないし、レポートとはいつ出すんだとオフィスで私に威張り散らす。

他の部署、教員、学生みんなから嫌われて彼の声は誰にも届かない

実際にプールに5ヶ月水が入らなかった。
彼の言葉で誰も動かない。
こんな奴とこれ以上話しても意味がない。

アルバミンチにきて
彼との関係を築くために
要望通り土日も休まず3ヶ月出勤し、レポートを期日通り出し、
そして金を貸し
もうやれる事は全てやった

彼の下で働く事は
もう無理だとはっきり伝えた。

2つ選択肢がある

1つ目は
今やっているプロジェクトをやり終え、私がここを去る

2つ目
ここに残って1年活動をやりきる
しかし、もうチョンべとは連絡は一切とらない
上の部署に直接話しに行く

どちらがいいと思う?

(ブブ)
君が去る必要はない
チョンべ何て空気みたいなもんさ
よく吠えるだけ

私を見てみろ
彼と何年付き合ってると思うんだ!
大丈夫だよ!

ブブは凄いと思う
だから君に話したんだよ

相手にしなくていいのは分かってる。しかし、もう活動も1年が経つ。それにエチオピアの7.8.9月は長期休みと新年モードで仕事にならない。

実質活動ができても残り8ヶ月
この状況で
チョンべの顔色伺ってる暇はない
他にも私を必要として声をかけてくれる場所はある。
私は自分の意見でここを去れるし、活動先を変えることができる。

ブブに再度はっきり伝えました。

分かった!
俺に任せてくれ

2つ目の選択肢にしよう。

私が君と教授の間に立つ
君はもう彼と連絡をとる必要はない。

ありがとう!ブブ

私の本音も
ここを去りたくない
ブブ達と残り1年ここで活動を続けたい。

しかしブブ
君にもの凄く負担をかけてしまう

きにするな!
私に任せろ!

本当にありがとう
1番頼りにしてきたブブの
ゴーサイン。

これてチョンべと喧嘩する準備は整った

大学のNo.2とNo.3には
私の活動を理解してもらえた
チョンべの問題も伝えてある。
スタッフ、同僚も私についている。

チョンべを孤立させた

後はやるだけ

火曜の夜は
決戦に向けていろいろシミュレーションしていると朝3時を過ぎていた。

何とか寝れたものの
朝はやはり睡眠不足でボーとする
テンションも低い

取り敢えずプールに行って
掃除をする事に

そしたらアベラがやってきた
彼の目は少し涙目…


どした!アベラ

彼は何もない
気にするなと言ってくる

しかしそんなはずはない

もう一度聞くと
チョンべが私の後ろ盾をした犯人探しを始め、アベラが罰を受けることになるかもしれないと情報が入ったようだ。


カチン!

私のスイッチが入りました。
アベラに何てことすんだ
ふざけるな!

チョンべんところ行くぞ

すると奴からも
直ぐにオフィスに来いとメールがくる!
丁度いいわ!

腹わた煮え繰り返り
頭から湯気が出る勢いで
事務所に乗りこむ


しかし
感情的になったら負け
この喧嘩は絶対に勝たないといけない。

気持ちを落ち着け
チョンべのデスクに

彼は思いのほか冷静そうに話しかけてきた。

こないだ君が撮ったサウラ出張の動画がテレビで流れたんだ
知ってるかい?
君をいいレポーターだ!

私は写真しか撮ってないけど

(いつもの自分のペースに持ち込むつもりだ)

彼は人がいなくなったのを見計らい
1000ブルを手渡してきた
私が5月初めに貸した金だ
そして借用書が欲しいと言ってきた

借用書を手渡すと
その場でビリビリ破り捨てた。

さすが教授になるだけはある
弱点と思われる部分を排除して
決戦に臨んできた。


彼からは
昨日話してきた事を冷静に再度言われた。
教授の私を飛ばして上の部署に話しに行った事に私は失望している。誰がこんな事を企んだんだ
(後は省略)

なぜかって?
プールに水を入れるためだよ
同僚のアベラが5ヶ月毎日いろんな部署を回って協力をお願いしてきたのを私は見てきた。

そしてあなたも私と一緒に関係部署にお願いに行ってくれたでしょ。
(金を借りるためのパフォーマンスだったのは分かってるが、あえて彼を立ててやった)

(Abera) He did his best
And also you did your best
But Nobody moved
So I was thinking
what can I help you
So I went to the Vice President office

And then
on this Monday Generator would be working
Finally from yesterday the water is coming in the pool
So I'm very happy

But you were angry
I am also disappointed
Why you were angry
I didn't understand
We should be happy

こういうと
君がなぜ上の部署に行ったのか今理解できたよと納得したようだった。

(本音は違うんですがね)

そして
彼は私に水はどうだ
このペンは君のモノだ
モノで私の機嫌をとろうとしてくる。

(なめとんのか!)
No thank you

そして彼の話題は
君にこんな事をさせた奴は誰だと聞いてきた。
Who pushed you?

This is my opinion
Nobody pushed me

何度言っても聞かない

彼も我慢の限界がきたんでしょう
声を荒げて
アベラだろ!
あいつは前から俺のいう事を聞かない。この国は階級社会だ。私は競争の末にここまでのし上がってきた。彼はわたしに従うべきなのに従わない。こんな奴は私の力でクビにしてやる。

本音がでたな…


そんなに私がお前をとばして上に話しに言った理由が知りたいか!

I went to there because of you
When the people meet, we should say Hello. But you did not say.
Before now
I tried to communicate with you. But you refused me.
I submit reports and tried to talk with you
Finally I rent the money.
But your attitude and behavior are still impolitely
Around 7 months I believed you…

私はボランティアで労働者でない
給料ももらってない

全部はっきり言ってやりました。

すると彼も面食らったようで
話しを変えようと
君が出してきた休暇申請には私のサインが必要だろ
今わたしがサインしよう
弟が来るのか私が車を手配させよう。

機嫌取りに来やがった
もうこんなやりとりうんざり

I don't need any help!!
Don't look down on me!

仕事以外のサポートは必要ない
働く環境さえあればいい
水が入れば私はベストを尽くすだけ
他は何もいらん
と言い捨て

オフィスから出た


約1時間におよぶ彼との勝負
勝つべきして勝ちました。


私の英語はまだまだ問題有りです。
教授と討論するだけの語学力がないのは自分で分かっています。

しかし
アベラ始めみんなが
私の気持ちを理解してくれ
私の背中を押してくれた

そして
水がなくても
みんなで考えて仕事を見つけて、全てレポートとして提出してきた。

何もせずに
口だけ動かして
昼からビール飲んでチャット噛んできた彼に勝てる要素はない。

午後
プールで草むしりしてると
チョンべが来て、プールの開設の準備について、私に聞こえるように電話で指示を出している。

そして
アベラ達にいろんな要望を聞いて帰って言った。


彼の帰り際
私はありがとうと
笑顔で言った。

別に彼と喧嘩したいわけでない
今後彼が仕事をするんなら
これ以上は事を大きくするつもりもない。

しかし
直ぐに彼が調子にのることは分かってる。火は完全に消し去る必要がある。

全ては計画的に

実は次の日
JICA事務所の所長が視察に来る事になっていた。

その日の夜の会食で
粗方の事情を話し
活動レポートも渡した。

4〜6月の3号レポートも
英語版は作れなかったが
日本語で翌朝に渡して観てもらった。

全ての準備を済ませ
副学長との面会してもらった。

大学の組織図も作り
この日に話してもらいたい事を伝え
事務所からも最高の援護射撃をしてもらう事ができた。


今回の視察に
チョンべ教授に面会なし

しかし後日
プールに水が入らない状況が変わっていなかったら
ボランティアの任地替えを検討していたと電話してもらった。


念には念を

ここまでやれば
彼もわかるでしょう。


約3日間
夜通しいろんな準備を重ね
解放された木曜の夜
ビールがうまいのなんの!

飲みながら
アベラ達、同僚達みんなが支えてくれたこと
夜資料を作る時、家族や友人が送ってくれた日本食が力をくれたことに感謝しました。

実は頭に血が上って
何の計画も無しに奴と喧嘩しに行こうと思った事もあったんですが
シニアボランティアの丸井さんに話しを聞いてもらって
頭を冷やせました。

自分だけの力は本当に小さいとつくづく感じます。
みんなから少しずつ力を分けてもらえて、何とかやってこれてる。

エチオピアでの生活は
日本と比べられない程、時間がゆっくり流れます。
しかし生活1つ1つがしんどい…
何してんだろうと
日本帰りたいと思う事もしばしば

でも
日本で見送ってくれた家族や友達
エチオピアで出会った人たちのおかげで
まだまだやれると思えます。

この晩
ビール1杯で
死んだように朝まで寝れました。

後はやるだけ
働く環境が整えば
言い訳はできない。
こっからが本番
気を引き締めやってきます!

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