KAIZENー棚製作ー

プールのスタッフルームに積み重ねられた薬品やロープ類そして私物
以前から気になっていました。

カイゼンでもするかっ!

そのためには棚が必要

大学内は至るところで工事をしていてスクラップがたくさん山積みになっている。

おかげで
棚を作る材料調達はこまりません。

アベラからどんなサイズの棚が欲しいか聞いて

簡単な図面を書き
目を付けていたスクラップ置き場に

これまでいつ来ても誰もいなかったのに、タイミング悪く工事関係者が作業してる…
そして
こちらに近づいてきました。

君は誰だ
これは大学のモノでない
工事会社のモノだ
まだ使うんだよ

どうみてもスクラップ置き場ですけどね(私)

次に言われる言葉
金を寄越せ
決まり文句です。

こういう時は
ひたすらアムハラ語

サラムノ
ンデットノ
イネ スラテンニャノ
ワナ アスタマリー ノ
カイゼン イワリガッロ

ティニッシュ
イヘ イワリガッロ

こんにちは
私は大学職員で水泳コーチをしています。
カイゼンをしたいので、これを少し欲しいです。

相手が英語で話しかけてきても
絶対アムハラ語で返す

外国人からは金をぼったくるエチオピア人ですが、アムハラ語を使われると直ぐに親しくなれます。

(営業で培っためげない鉄のハートがこういう時助けてくれます)

ということで
資材をゲットしてプールへ運び
図面通りの寸法にカット

後は4本の支柱
アベラに相談すると

あるよ!

おー!!
流石です。

工事現場横に置かれた木材
手際よく見定め
ヨシ!運べ!
エッセらエッセら担いで
2本頂戴しました!

まぁ
盗んだと言えばそうですが
アベラ曰く
大学のモノを大学の中で使うのだから問題ないとの事

お前も悪いやつだな!笑
2人でニヤリ

資材は整い
さー組み立てます。

前日に市場で購入したノコギリと釘

道具が揃えばエチオピア人は手際がいい

ノコギリ捌き、トンカチ使い
慣れてますねー

俺は自分の家作ったんだよーと
腕に自信があるようです。

図面で考えてた設計では強度が心配でしたが
作りながら、補強案がたくさん出て
見事な棚が完成
強度もバッチリです!
サイズもぴったり

Before

After


薬品や道具も綺麗に納まりました!




日曜大工隊員
結構楽しいですね^ - ^


写真の時はいつもキメ顔

ペットボトルを使った塩素散布方法

ペットボトルを使った塩素散布方法

私がエチオピアに戻り、首都滞在中に同僚からプールの水を入れだしたから、満杯なる前に緑になっちゃった!

どうしよう
硫酸銅を入れてもいいかな?
と電話がきました。

硫酸銅はやめてくれ!

どのくらい水が入っているのか聞いて直ぐに計算して
塩素カルシウム15kgを散布してもらいました。

数日後に任地に戻りプールへ行くと水質は改善していて一安心


しかし
話しを聞くと、水を入れるジェネレーターが故障してしまったとの事。

雨季が近付いてるいるのか
夜は豪雨
昼は35度を超える気温

これは藻が繁殖しない方がおかしい。

せっかく高価な塩素を大量にいれて水質改善したんだから維持したい。

日本であれば
キューブタイプこ塩素を投げ入れて
塩素レベルを保つんだそうですが

ここには
そんなモノはない


こういう困った時に
助けてくれるのはペットボトル



1リットル容器に
上 中 下部分に
四ヶ所ずつ小さな穴を開ける


そして2リットルペットボトルと紐で結び完成

塩素は紫外線でなくなってしまう なので少しずつ溶けて、塩素が少しでも水に含まれていれば
藻が繁殖するのを防ぐことが出来るはず!

同僚のアベラに考えを伝えて
プールにぽい


翌日

そして
翌々日と

想定通り少しずつ塩素が溶け出してくれ

水質も維持できました!

ペットボトルって何でも使える!


本の学校現場でも
キューブタイプの塩素が切れて困った時にどうぞ試してみて下さい。

浦島太郎

以下は成田に着く直前の飛行機内から弟の家まで電車で向かうまでの私の感じた事です。

※移動しながら箇条書きに書いたのをそのまま載せてます。読み辛くてすみません。


空から観た日本、夜なのに灯がたくさん、誰がどこにいて動いているのがわかる、ハリポタの地図みたい
昼間以上に明るい電車内
何もかもスムーズ、早過ぎ
コンビニ!!
トイレたくさんあって綺麗
電車オンタイム!!
電車の隣りは座られない
自分が汚い事に気付く
話しかけられない
何を話してるか自然に入ってくる
日本人肌白っ!健康か?
エチオピア人と生命力の違い
電車が落ち着かない
寒い
モノが壊れてない
英会話教室の案内たくさん…
日本語だらけ
電車内が静か
実用性よりファッション
携帯を隠す必要がない
周囲の安全を気にする必要がない
ドアがゆっくり怪我しない
歩くのが早い 足下確認しない
改札を凄いスピードで通り抜ける
他人を観ていない
やはり隣りには座られない
熱い湯に浸かりたい
隣りに座られた!それも女子


弟宅の最寄り駅に着くも
何か落ち着かない…
おどおどする私
早く弟に会いたい

弟きた!

兄ちゃん直ぐわかったよ
汚いし、明らかに挙動不審だし(弟)

ご名答!!

久しぶりの日本は刺激が多過ぎます。


何より
1番綺麗な服を着て帰ってきたつもりが…
埃っぽいというか
汚いというか

夜なのにLED電球で昼間以上に明るい電車の中


アフリカ帰りの小汚い私の姿をライトアップしてるかのような錯覚を覚えました。

挙動不審でしたね
間違いなく


日本は凄い国だ
帰国して2時間で
ものすごく感じました。

1年後は皆さん
お手柔らかにお願いします。

日本一時帰国


4/11の早朝
家族からの連絡で
祖母の容態が良くないと聞き
急遽日本に一時帰国することになりました。

首都までの飛行機を手配
JICA事務所に連絡
配属先のスタッフに事情説明

直ぐに帰りたい…
でも帰れるのか…

結果から言うと
11日の早朝に連絡を受け
17:00に首都アディスに着き
11日22:30発ー成田行きに乗る事ができ、最短で帰国する事ができました。

私の活動先はネット環境良くないし、自分が調べた便だと何十万円もする価格…フライト時間も40時間…
これはじゃ帰れない…

そんな中
JICAスタッフの方が
最短の便を予約、チケットを立替えてくれ、必要な手続きもほとんど代行してくれました。

本当に本当に
ありがとうございました。

おかげで
祖母にも会えました。

それも一時危篤だったのに
回復していてびっくり
流石ばぁちゃんです。

正直
最近数ヶ月はホームシックでした。
活動はうまくいってるけど
無性に日本に帰りたい日々
でも2年間は日本へは帰りたくない

そんな意地をはる私を
ばぁちゃんが呼んでくれたんでしょうか。


実家の宮崎に着いたのは
4月13日
私の誕生日です。

親戚一同集まっていて
27歳の誕生日はまさかの日本で迎え盛大に祝ってもらえました。





おかげで心身ともに元気になりました。
ばぁちゃん
ありがとう

残り1年ちょいのエチオピア生活
頑張ります!

日本に帰国して会いたい人がたくさんいたんですが、今回は家族優先にさせてもらいました。
連絡できずすみませんでしした。

1年後本帰国の際にはエチオピアコーヒーを振る舞いに伺います。

この後
日本で感じた事を載せます

地方出張(スポーツ指導&体力測定)

地方出張
4/1〜4/7

同僚達が私の気分転換になると
地方出張に誘ってくれました。

南部諸民族州、第2の都市サウラ

行きは大学の四駆に後部座席9人で乗り込み6時間ちょい

標高3000m程の山を登ったり下ったり、標高差が激しく暑いかと思えば肌寒くなったり

しかし
ほとんどの道が舗装されていたので
そこまで苦になりませんでした。
それに
アムハラ州で体験した落ちたら絶対死ぬであろう崖道を猛スピードで移動するのに比べたら大した事ありません


今回の私の役割は
同僚達の仕事を撮影してレポート作ること。

なので仕事している風な写真をたくさん撮りました。

〜内容〜
①バレーボールコーチングセミナー
U15陸上選手の発掘

まずコーチングセミナー
開会式があり、翌日から実技指導
初日はオーバーハンド、アンダーハンドパスの練習。
まぁまぁ良い練習かなと思いましたが
コートでの練習になると
解説が長過ぎ、ボールがせっかくあるのに意図が分からない動きを反復練習…

参加者達の感想を聞くと
仕事を休んでセミナーに来たのに水一本しかもらえない。日当を出せと私に言ってくる

これじゃバレー嫌いになるだけだと思い
休憩時間に私がトス上げてスパイク練習をしました。
やはりバレーの魅力の1つはスパイクですね。
大人ですがみんな目をキラキラさせて俺も俺もと列を作ってきました。

しかし…
ピーー
終了

ボール使うな
練習終わり
解散

私の役目は写真を撮る事ですが
やっぱり参加者にバレーを好きにさせないと続いていかないと思います。
果たして参加者の何人がバレー指導をやってくれるでしょうか。


続きまして
U15陸上選手の発掘

標高2500mにある学校を訪問
高台に登ってゴロンと横になると
冷んやりした空気に青い空
ここで生活している子供たちは幸せだなー
そして
凄い選手がいそうでワクワクしました。

評価項目は
・6分間走
・100m走
長座体前屈

同僚達がちゃんとウォームアップさせるところまでは良かった

〜6分間走〜
よーいドン!
子供達が一斉に走りだす、なかなか良いペース
しかし…
計測側のスタッフが走者に
もっとゆっくりゆっくり
まだ4分もあるよ!ゆっくり
残り1分になると
さースピード上げて!!

こんなの意味あんのか?


子供達はこれまで6分間走はした事ないのは見ればわかる

ペースも分からないだろう

しかしこんなスタッフがゆっくり走れとかスピード上げろだの適当なアドバイスしたら、何の意味もない。

子供達は一生懸命走ってるのに
何で余計な事を言うんだ!

何の為に測定してんの?
ゆっくりとか、指示するな!
私も流石に厳しい口調で同僚達スタッフを注意しました。


結局
私が注意した後の組の結果は良かったです。
6分間走 1位の記録
男子 14歳 1725m
女子 12歳 1350m

日本の5分間走中学判定基準と比べても良い記録だとわかります。

それも走者は裸足
標高2500mでの測定です。

普通の人だと少し小走りするので息があがる環境

さすがエチオピアのポテンシャルは高い

しかし
前半の組にも良い選手はいたろうに…

測定者の経験が足りな過ぎる…


出張中はこんな感じて
写真と同僚の仕事をサポートしていましたが

停電と断水で
1週間シャワー浴びれず疲労困憊
写真もとったので、

同僚達を残し1人でローカルバスに乗り込みアルバミンチの自宅に帰りました。

土日でそれっぽいレポートに仕上げて月曜には提出して仕事完了

リフレッシュにはなりませんでしたが同僚達の仕事ぶりも見れたし、課題も分かり、エチオピアのポテンシャルを勉強をさせてもらえた出張になりました。

突然死?狂犬病?


15th Mar 2017
だいぶ前の話しになりますが

大学に出勤すると
メインゲート周辺に大勢の学生達

何があったのか同僚にきくと
昨日の夕方
サッカーをしていた男子生徒が
倒れてそのまま亡くなった

スポーツ現場での突然死

日本ではAEDの普及で
こういった事態に対応できるようになってきました。

しかし
エチオピア人は
今回の事は仕方ない事故と思っています。
私は救えた可能性があったんじゃないかと思う。

エチオピアの葬儀は
みんなで故人を惜しみ泣き叫びます。

その光景をみながら
未来にどんな人生が送れたんだろう
もしAED があれば
もし正しい処置がとれていたら、、、

学生からライフセーバーやり始め、AEDのメーカーに就職し、医療機関に講習会などもやってきました。

医師でも看護師でも救命士でもありませんが

亡くなった学生に
私に出来た事があったんじゃないか
いろんな感情が込み上げてきました。

詳しい事を聞きに
キャンパス内のクリニックで話しを聞きに行くと

学生はサッカー中に
急に様子が変わり
友人達に噛み付きだしたり、暴れて
抑えつけられ、学生達はどうしようもなくなって
教会に連れて行き
みんなでお祈りをしたけど
そのまま病院に連れて行かれる事もなく教会で死んだ


突然死でないのか?

その学生は2週間前ターム休みで地方に行って犬に噛まれていたらしい

何が事実なのか分かりませんが
狂犬病は発症したら死にます。
なので私達ボランティアは予防接種も何回もしているし、処置は直ぐに行います。

狂犬病なのか突然死なのか
結局その学内クリニックにも病院にも搬送されなかったので
真相は分かりません。

事実なのは
1人学生が亡くなった
処置はお祈り

この現状は変えないといけない


いつか講習会を行えるように
エチオピアに来てから
病院主催の有料講習会に行ったり
兄弟に頼んで英語のCPRの資料など準備はしていました。

いつかやろう
そんな気持ちでは遅いんだなと思わされました。

そして
そう思いながらも
未だ何も動けていない自分が嫌になり、ブログに書くことにしました。

やります。

Activity Report Vol2


2か月ごとにレポートを出す
チョンべ教授と約束したので
3月も頑張って作成しました。

同僚達とは
過ごす時間も長いし
身振り手振りでコミュニケーションが上手くとれていますが

教授の前で英語で活動の意図や理解を促すことは、まだ私には出来ません…

だからレポートは大事なんです。

今回も構成や英語に悪戦苦闘しましたが
赤ペン先生アツネーのおかげで
何とか3/30に提出することができました。

英語が苦手なので
図やイラストを描いて意図が伝わるようにしています。




※フェンス修理のところは前回blogに載せています。