日本一時帰国


4/11の早朝
家族からの連絡で
祖母の容態が良くないと聞き
急遽日本に一時帰国することになりました。

首都までの飛行機を手配
JICA事務所に連絡
配属先のスタッフに事情説明

直ぐに帰りたい…
でも帰れるのか…

結果から言うと
11日の早朝に連絡を受け
17:00に首都アディスに着き
11日22:30発ー成田行きに乗る事ができ、最短で帰国する事ができました。

私の活動先はネット環境良くないし、自分が調べた便だと何十万円もする価格…フライト時間も40時間…
これはじゃ帰れない…

そんな中
JICAスタッフの方が
最短の便を予約、チケットを立替えてくれ、必要な手続きもほとんど代行してくれました。

本当に本当に
ありがとうございました。

おかげで
祖母にも会えました。

それも一時危篤だったのに
回復していてびっくり
流石ばぁちゃんです。

正直
最近数ヶ月はホームシックでした。
活動はうまくいってるけど
無性に日本に帰りたい日々
でも2年間は日本へは帰りたくない

そんな意地をはる私を
ばぁちゃんが呼んでくれたんでしょうか。


実家の宮崎に着いたのは
4月13日
私の誕生日です。

親戚一同集まっていて
27歳の誕生日はまさかの日本で迎え盛大に祝ってもらえました。





おかげで心身ともに元気になりました。
ばぁちゃん
ありがとう

残り1年ちょいのエチオピア生活
頑張ります!

日本に帰国して会いたい人がたくさんいたんですが、今回は家族優先にさせてもらいました。
連絡できずすみませんでしした。

1年後本帰国の際にはエチオピアコーヒーを振る舞いに伺います。

この後
日本で感じた事を載せます

地方出張(スポーツ指導&体力測定)

地方出張
4/1〜4/7

同僚達が私の気分転換になると
地方出張に誘ってくれました。

南部諸民族州、第2の都市サウラ

行きは大学の四駆に後部座席9人で乗り込み6時間ちょい

標高3000m程の山を登ったり下ったり、標高差が激しく暑いかと思えば肌寒くなったり

しかし
ほとんどの道が舗装されていたので
そこまで苦になりませんでした。
それに
アムハラ州で体験した落ちたら絶対死ぬであろう崖道を猛スピードで移動するのに比べたら大した事ありません


今回の私の役割は
同僚達の仕事を撮影してレポート作ること。

なので仕事している風な写真をたくさん撮りました。

〜内容〜
①バレーボールコーチングセミナー
U15陸上選手の発掘

まずコーチングセミナー
開会式があり、翌日から実技指導
初日はオーバーハンド、アンダーハンドパスの練習。
まぁまぁ良い練習かなと思いましたが
コートでの練習になると
解説が長過ぎ、ボールがせっかくあるのに意図が分からない動きを反復練習…

参加者達の感想を聞くと
仕事を休んでセミナーに来たのに水一本しかもらえない。日当を出せと私に言ってくる

これじゃバレー嫌いになるだけだと思い
休憩時間に私がトス上げてスパイク練習をしました。
やはりバレーの魅力の1つはスパイクですね。
大人ですがみんな目をキラキラさせて俺も俺もと列を作ってきました。

しかし…
ピーー
終了

ボール使うな
練習終わり
解散

私の役目は写真を撮る事ですが
やっぱり参加者にバレーを好きにさせないと続いていかないと思います。
果たして参加者の何人がバレー指導をやってくれるでしょうか。


続きまして
U15陸上選手の発掘

標高2500mにある学校を訪問
高台に登ってゴロンと横になると
冷んやりした空気に青い空
ここで生活している子供たちは幸せだなー
そして
凄い選手がいそうでワクワクしました。

評価項目は
・6分間走
・100m走
長座体前屈

同僚達がちゃんとウォームアップさせるところまでは良かった

〜6分間走〜
よーいドン!
子供達が一斉に走りだす、なかなか良いペース
しかし…
計測側のスタッフが走者に
もっとゆっくりゆっくり
まだ4分もあるよ!ゆっくり
残り1分になると
さースピード上げて!!

こんなの意味あんのか?


子供達はこれまで6分間走はした事ないのは見ればわかる

ペースも分からないだろう

しかしこんなスタッフがゆっくり走れとかスピード上げろだの適当なアドバイスしたら、何の意味もない。

子供達は一生懸命走ってるのに
何で余計な事を言うんだ!

何の為に測定してんの?
ゆっくりとか、指示するな!
私も流石に厳しい口調で同僚達スタッフを注意しました。


結局
私が注意した後の組の結果は良かったです。
6分間走 1位の記録
男子 14歳 1725m
女子 12歳 1350m

日本の5分間走中学判定基準と比べても良い記録だとわかります。

それも走者は裸足
標高2500mでの測定です。

普通の人だと少し小走りするので息があがる環境

さすがエチオピアのポテンシャルは高い

しかし
前半の組にも良い選手はいたろうに…

測定者の経験が足りな過ぎる…


出張中はこんな感じて
写真と同僚の仕事をサポートしていましたが

停電と断水で
1週間シャワー浴びれず疲労困憊
写真もとったので、

同僚達を残し1人でローカルバスに乗り込みアルバミンチの自宅に帰りました。

土日でそれっぽいレポートに仕上げて月曜には提出して仕事完了

リフレッシュにはなりませんでしたが同僚達の仕事ぶりも見れたし、課題も分かり、エチオピアのポテンシャルを勉強をさせてもらえた出張になりました。

突然死?狂犬病?


15th Mar 2017
だいぶ前の話しになりますが

大学に出勤すると
メインゲート周辺に大勢の学生達

何があったのか同僚にきくと
昨日の夕方
サッカーをしていた男子生徒が
倒れてそのまま亡くなった

スポーツ現場での突然死

日本ではAEDの普及で
こういった事態に対応できるようになってきました。

しかし
エチオピア人は
今回の事は仕方ない事故と思っています。
私は救えた可能性があったんじゃないかと思う。

エチオピアの葬儀は
みんなで故人を惜しみ泣き叫びます。

その光景をみながら
未来にどんな人生が送れたんだろう
もしAED があれば
もし正しい処置がとれていたら、、、

学生からライフセーバーやり始め、AEDのメーカーに就職し、医療機関に講習会などもやってきました。

医師でも看護師でも救命士でもありませんが

亡くなった学生に
私に出来た事があったんじゃないか
いろんな感情が込み上げてきました。

詳しい事を聞きに
キャンパス内のクリニックで話しを聞きに行くと

学生はサッカー中に
急に様子が変わり
友人達に噛み付きだしたり、暴れて
抑えつけられ、学生達はどうしようもなくなって
教会に連れて行き
みんなでお祈りをしたけど
そのまま病院に連れて行かれる事もなく教会で死んだ


突然死でないのか?

その学生は2週間前ターム休みで地方に行って犬に噛まれていたらしい

何が事実なのか分かりませんが
狂犬病は発症したら死にます。
なので私達ボランティアは予防接種も何回もしているし、処置は直ぐに行います。

狂犬病なのか突然死なのか
結局その学内クリニックにも病院にも搬送されなかったので
真相は分かりません。

事実なのは
1人学生が亡くなった
処置はお祈り

この現状は変えないといけない


いつか講習会を行えるように
エチオピアに来てから
病院主催の有料講習会に行ったり
兄弟に頼んで英語のCPRの資料など準備はしていました。

いつかやろう
そんな気持ちでは遅いんだなと思わされました。

そして
そう思いながらも
未だ何も動けていない自分が嫌になり、ブログに書くことにしました。

やります。

Activity Report Vol2


2か月ごとにレポートを出す
チョンべ教授と約束したので
3月も頑張って作成しました。

同僚達とは
過ごす時間も長いし
身振り手振りでコミュニケーションが上手くとれていますが

教授の前で英語で活動の意図や理解を促すことは、まだ私には出来ません…

だからレポートは大事なんです。

今回も構成や英語に悪戦苦闘しましたが
赤ペン先生アツネーのおかげで
何とか3/30に提出することができました。

英語が苦手なので
図やイラストを描いて意図が伝わるようにしています。




※フェンス修理のところは前回blogに載せています。

フェンス修理


私が3月まるまる何をしてたかと言うと
ゴミ拾って
セメント固めて
食樹作業

この繰り返しでした。

水泳コーチじゃなくて
もう土木作業員として汗を流す日々

なぜフェンスの修理をするか
以前プールに水が入ってる時
17時を過ぎ監視員達もみんな帰った時間に3人の小さな子ども達が
格子をすり抜け、壊れたフェンスを潜り、プールサイドに進入してきました。

しかも目の前は水深4mの場所
私がたまたまプールサイドでレポートを仕上げでいたので
発見して直ぐに注意できたものの

ヒヤリとしました。

私がいなかったら
翌朝子どもがプールに浮いていたと思います。

考えもしませんでしたが
小さな子ども達なら
体が小さいし、入れちゃうんです。

直ぐに教授や同僚、ガードマンに話しをして、注意喚起を促しましたが

原因のフェンス修理は行われずにいたので、水が入らない時間を使って自分達で修理することにしました。

私のアイデア
プラスチックボトルを使ったセメント作戦

そして同僚のアベラから
花壇の前は棘のある草木を植える作戦

この2つの作戦は見事に成功し

自分達の力で修理できました。
それも予算ゼロで!


ペットボトルの再利用は大学内でも反響を呼んでいるようで今後も楽しみです。

以下レポートでまとめたものです。



Woman's sports festival

※いろいろとバタバタしてしまい
1か月以上更新が滞ってしまいました。まとめてこれから更新させてもらいます。

3月末
世界ウーマンズデイに際して
アルバミンチ大学のわたしの部署が主催してキャンパス対抗の
Woman's sports festival
が行われました。

普通なら3/8に合わせるんでしょうが
実際イベントが行われたのは3月末、同僚達いわくエチオピアは細かい日にちは気にしないと笑い飛ばしてました。

〜種目〜
サッカー(15分ハーフ前後半)
綱引き
テコンドーのかた
4×100mリレー

働く女性達が全力でスポーツを楽しむ機会があるって素敵だと思いました。

日本ではスポーツの価値って何?
オリンピックで盛り上がった後に世間はこんな質問をして、スポーツの意味を議論すると思います。

自分も時折考える議題でしたが
このイベントを観て
いろいろ考え過ぎだと気付かされました。

スポーツって楽しんですよね。
夢中になれる瞬間がある


エチオピア人の方が
スポーツの価値を理解してると感じました。

普段プールの仕事をしながら
食事に困る人達も多い中で水泳ってそんなに大事?
もっとそれ以前に支援するところがあるだろと
自分の活動に疑問を抱く時もあります。

しかし
エチオピア人達も泳いでみたいんですよね。湖はカバやワニがいて泳げないけど
小さい子から大人まで
みんな口を揃えて泳げるようになりたいと言ってきます。

スポーツは平和の象徴

それ以上に

スポーツは幸せの象徴
なんじゃないかと思ったイベントでした。



仕事は自分で作る

仕事は自分で作る

 

プールのメンテナンスはいつ始まるのかな…

レポートでも書き始めようか


そんな風に思いながら
プールに着くと

何やら作業してる

 

 

おおおおお
ゴミ取りネットじゃん

これまで使ってたのも
アベラお手製でしたが
傷みが激しく新しくつくりたいと
思ってました

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やるじゃーん

 

よく見ると
片方は扇風機の廃材使った
アイディア作品

 

私もアイディアを求められ
破れやすい外枠の強化を出しました。

仕事は自分で作る
やれる事はたくさんあると
彼等から気づかされることがたくさんあります