サッカー教室Vol2

10月の終わりに
アルバミンチ大学付属小学校で
昨年2月に続けて2回目のサッカー教室を行いました。

指導にあたってくれたのは
サッカー隊員5名


前回の反省を活かし
確実に使用可能なグランドと道具ボールは全て自分達で準備しました。

前回はというと
エチオピアフットボール連盟会長の電話にはグランドもボールも全て大学で用意すると言い張ったチョンべさん…
しかし
同日にグランドは使わせない、君らの企画に道具は貸せないと
とんでもないドッキリをくらったので

配属先からサポートを得られない事を前提に小学校と協力して準備をすすめました。

校長のケベテさんとは
もう仲良しだったので
快くこの企画を受け入れてもらえました。

グランドも学校から近い広めの場所を好きに使えることに

しかし…
新学期が始まったばかり
雨季明けで雑草が生い茂る
とてもサッカーできるコンディションではない

朝練、夕練の水泳指導の合間は
草刈り弘太郎

クワとカマを手にグランドへ

んー
これは骨が折れる

カマというか
剣ですよね!笑

これをですね
地面を滑らせるように
低い姿勢をとり
手首のスナップを効かせて
草を刈っていくわけです。

んー野球部でよかった

普段テフェリ(プール掃除の指導をする16歳)の姿を思い出し見様見真似でしたが
それなりに上手に扱える。

午前の
草刈り中

子供たちが駆け寄ってきてくれ
手伝ってくれたり、声をかけてくれるエチオピア

が…
2日目以降は
通りかかる人からは
China!China!
チャイナが草刈りしてるぜと
馬鹿にされ続ける

炎天下…
そんなに草刈りする東洋人が面白いか

この野郎

馬鹿にしてそそくさと
車にのるハブタム(金持ち)馬鹿野郎には

シャラップ
ファック
もうイライラも限界を迎え
石も投げてやりました。
(当たりませんよ)


ただ草刈りするだけでも
大変なエチオピアです。

大学のダイレクターオフィスの目の前ですよ
良い身形した大人達なんてすがね
草刈りをする私がストレンジのようです。

3日間かけた草刈り弘太郎の成果はグランド半分使えるようにした程度

最後はサッカー隊員到着してから総出で草刈ってもらい
何とか40名の生徒が動けるスペースを確保しました。

プログラムの総括をすると
サッカー隊員のマンパワーをフルに発揮して
約1週間でG3~G6(8~12歳)の男女180人にスポーツの機会を提供する事ができました。

いろいろ準備から大変でしたが
子供たちの笑顔が何より

そして
練習よりゲームを中心の内容にする事で、運動量が自然に増えるし楽しめるという事

コートの広さ人数を考慮して
接触事故のリスクを減らせること

各1時間の少ない時間でしたが学ぶ事がたくさん。

スポーツの種目毎にいろんな練習法があって考え方も違う
勉強なります。

今回は私が事前に密な連絡をとることが学校とも隊員とも出来ずに
校長のMr.Kebedeさんにはとても迷惑をかけてしまいました。

そんな中でも
子供は国の未来だと
私たちの活動を理解してくれ
最大限の協力をしてくれました。

本当にありがたいことです。

そしてこのサッカー教室の期間が
ちょうど水泳チームがゴタゴタしてた時と重なり

炎天下での草刈りで頭を空に出来たし、
ボールを追っかける子供たちの笑顔がみれて元気をもらえて
とても有難い機会でした。


汗を流すっていいですね。

草刈り弘太郎

Before →After

協力してくれたケベテ校長に感謝状