水泳コーチングセミナー in Arbaminch


9/25~10/5にかけて
南部民族州から20名程度が集まり
アルバミンチ大学のプールで
1st Level 水泳コーチングセミナーが行われました。

ここで出会っのが
セミナーの講師としてきた
Mr.Mikael( 通称Miki)

後々知りましたが
アメリカで水泳コーチのライセンスをとり
今はエチオピアコーチン連盟の会長してる方でした。

エチオピア国内の水泳関係の組織は
水泳連盟コーチン連盟ライフセービング連盟と3団体があるらしいです。初耳…

前回私が見せてもらった
2nd Level コーチングセミナーは
講師も水泳知らない
動画を見せて偏った個人的主観を参加者に教え込み

どう見ても溺れてる
泳ぎとは言えない受講者も
資格を発行してもらえていました。

この国のライセンスは意味がない
溺れてても上級資格をもらえる

どうやって指導するんだろうか…


そんな現状を知っていたので
今回のセミナーも杜撰なもんだと、期待していませんでしたが

この講師が素晴らしかった
当初から
全員に資格は出さないとキッパリと述べる姿勢

講義も重要だが
水に入って技術的な事を学ばせたいといっていたMiki


顔を水につけるとパニックを起こす受講生もいて
そんな本当に初心者の5名程を私は面倒みさせてもらい。

水中で力を抜くために
目を開けてみよー
息をぶくぶく
蹴伸びしてみよう

水慣れと
泳法にチャレンジするくらいしか
サポートしてあげれませんでしたが

少し水への抵抗がなくなったようで
よかったです。

泳げるグループの受講生には
クイックターンを見せて欲しいと言われデモンストレーション

うぉー

私のターンなんて全然なんですが
ちょっと歓声が上がりました。

みんな真似てターンするも回れない

回れる人は鼻に水が入ってパニックになる…

ターンの時はね
鼻から息吐くんだよ

うぉー!

また歓声が
本当だ頭が痛くないよ!
いろんなところでターンしてはしゃぐ良い年の大人達

さて
テストはどうだろうか
アベラ達ライフセーバーも受講する事が認められたけど…
泳法は…まだまだ

心配だ


テストは
受講生20名全員の4泳法を動画にとり、受講生自身で採点するものでした。

キック、ストローク、水中姿勢、ブレス技術を3段階評価

指導者は泳げるだけでなく
どんな泳ぎが正しいのか見分ける力が必要

ミカエルさん流石です。
感動しました。

こんな講師がエチオピアにいたなんて

テストを終えて
結果は後日
(通常エチオピアは、閉会式に全員ライセンスの修了証を貰えます)
ここもお見事

しかし…
アベラ達受かってるのか
不安でならない


数日後

アベラ
ツガイ
アイヤロ
3名のライフセーバー全員にライセンスがきました。

加えて
ブブ、イサック、アイチョウ

アルバミンチ大学のスタッフは全員合格したようでした。

合格理由は
泳法は十分でないが、Kotaro(私)がここにいるから今後の成長を見越して資格を発行してくれたとアベラが説明してくれました。

なんと
融通のきく人なんだミカエルさん

アベラ達ライフセーバー待望のライセンス

よかった!!
本当に良かった。
この国のライセンス何て格好だけなのは変わらないけど
普段から頑張ってるライフセーバー達がやっと報われた瞬間でした。

私も嬉しくなって
みんなを写真とって
ランチをご馳走しました。

あーこの日のランチは格別
よかったねー
アベラ、ツガイ、アイヤロ


賞状を受取り喜ぶ3人


ランチはスガグックル
(牛骨煮込みスープ)