"モノがあればできるのか、無いからできないのか…"

"モノがあればできるのか、無いからできないのか…"

これは
協力隊が考える (活動の壁ランキング)で上位にくるだろう問いだと思います。


最近でいうと
メインコーチのタコタが
プロジェクトマネジャーに対して

スイミングパドルが欲しい
これさえあればもっといろんな練習ができるのに…
あーこの国にはモノがない
と嘆いていた


んー
パドルね

あれば越した事はない

選手達のキャッチ力は乏しい
ストロークも開くし
手の形もザルのようなもん

パドルがあれば
全て解決できるのか
選手自身で理想のストローク
キャッチチングテクニックを習得するかもしれない

しかし
使い方分かるの?
逆にフォームを崩す選手もいるかもしれない

フィン(ダイビング用)
がこのチームにはあって
練習で多用してましたが
膝を追ったキックフォームが身に付いてしまい逆効果になったと私は感じている

(現在フィンは倉庫に放置…)

キャッチについても
スカーリングだったり
手の形変えたり(グー、チョキ、パー)
道具なくてもコーチが指導できる事を沢山あるはず

道具があれば見栄えもいいし
コーチはやらせとけばいいから楽。

タコタさん
自分の指導力がないと
言い訳にしか聞こえませんよ。


しかし
マネジャーのパウロスさんから
お金はだす
日本から物品を購入できないかと聞かれた


できるよ


ドネーションして欲しい
でなく
購入したい

この姿勢は好き
何とか協力してあげたい気持ちになった

どんな方法があるか

JICAを通してドネーションを募ることもできる

日本のライフセーバー
宮崎県からもサポートしてもらえるんじゃないか

女性用の競泳水着もエチオピアでは購入できない。
この機会にいろいろ揃えられないか


JICAの支援制度…
たぶん
引渡し式典があって
活動成果として見栄えは良くなる

しかし
実際に届いたモノが現場で使えなくなる事が多い

エチオピアあるある
ドネーションしてもらった機関はモノを大切するとういより
使わせない…

モノがある事に優越感を感じる

倉庫に保管され、
使用するには正式なレターが必要になったり
エチオピア届いてから現場で使えるまで時間がかかる


最終的には
倉庫に数年保管され
使われぬまま老朽化してゴミになる


アルバミンチ大学でも
首都の学校でも倉庫の物品は凄い品揃え
しかし使わない

これが
ドネーションされた物品達の現状

日本でよくある募金活動
物品のドネーション

凄いありがたい事
それが本当に必要とする場所、人に届いたら言うことない

一番シンプルなのは
アマゾンや楽天で大量購入して
弟から船便で私宛に送ってもらえば3ヶ月かかるけど確実に使える。


いろいろ考えたあげく
私は日本からモノを購入したり送ってもらうことは選びませんでした。

私が選んだ手段は
エチオピアでモノを揃える事

首都にあがった際に
スポーツ店を回り
自分の目でモノの品質を見て
オーナーに南部代表チームの説明をして価格交渉して見積りをもらい
マネージャーのパウロスに渡しました。

1店舗だけ
Speeds、Arenaのゴーグルが置いてあるところがあり
価格も450ブル2000~2500円

パウロスさんからも
これまで購入していたゴーグルは
750ブル(3500~4000円)
するモノだったらしく
喜んでもらいました。

選手達に届くのはいつになるか分かりませんが
エチオピア国内で手に入れ事が大事だと私は考えました。

選手たちにも紹介して
個人的に欲しい人は別で私が購入して届けることもできる。

モノがあればできるのか、無いからできないのか


答えは分かりません

私の関わった人達には
これが適当だと感じただけです。

選手に対する私の本音を言えば
モノを揃えて
選手が成長するいろんな方法を試してあげたい。


鎖国国家エチオピア
モノが入ってこない
あってもクソ高い

なんちゃってMade in China
その場しのぎ…

その国、その場所、人で
いろんな考え方があると思います。

皆さんは
"モノがあればできるのか、無いからできないのか…"

どう思いますか?