念願

エチオピアに赴任して
1年と3か月目にして

自分のチームと言える選手達に
メインで指導する日がついにきた

もうこんな日はこないと
諦めてました。

プールの水を入れ変える10日間
コーチ陣も水がなかったら
何をして良いのか分からない。

という事でその間
陸上運動を担当させてもらいました。


体育の授業なんて受けたことの無い選手達

体幹トレーニングして
馬跳び、手繋ぎ鬼、川鬼、しっぽ取り、前回り、後ろ回り
水を入れたバケツをバンザイの姿勢で持って走ってリレーしたり

ラダーの代わりに
ペットボトルを使ってアジリティトレーニングを入れたり

遊びの中でいろんな運動経験を積んでもらう。

馬跳びは
連続飛びができなかったり
馬側は身体を固めないと潰れてしまうんですよね。

日本の遊びっていろんな要素があって本当凄いなーと大人になって感じる

前回りをやらせる時も
そんなの簡単だと
最初は馬鹿にする子供たち
しかし、やってみると出来ない


陸上で出来ないのに
水中でクイックターンなんて出来ないでしょ

身体を丸めてゴロン
以外とやった事ないと難しんですね。

夕方4時〜6時
西陽を浴びながら
喉を枯らしながらの指導

レッスンが終わると
グッタリ

でも、気持ちい疲労感

ずっとこんな日を夢見てきた

終わってみると
アムハラ語だけの体育の授業も何不自由なくできていた事に気付く


治安悪くなり退避して
同期隊員のチームや学校で見学させてもらったり
先輩隊員に運動で使えるアムハラ語を教わったり

無駄な経験、無駄な準備なんてない

家までの帰り道
バジヤジ(トゥクトゥク)に乗って風を感じながら

これまでの事を思い出しました。