どっちが変


なんで時間を守らないんだ
いつやるんだ

海外の人と仕事したり、何かやりとりする機会があった方は、こんな感想をもった事があるんじゃないでしょうか。


私もエチオピアに来て
予定や計画通りにいかないのは当たり前になってます。

1月末にスポーツの価値観について
日本とTV会議をするという機会が首都でありました。

そこで
講師の方が言われたのが
日本が変わってるのかもしれない
ということ


日本は四季があって
その時々で生活していくためにいろんな準備をしていく必要がある

宮崎なら台風
東北なら雪ですか

一方で
エチオピアは気候がそこまで変わることもなく、雨季と乾季2つ

宗教的な行事で肉を食わない時期があるので
それに備えた支度や肉の食い溜めは凄い


別に今日の仕事を明日しようが
予定は未定

生きていくのに急ぐ必要はない

それよりも
友人や家族とコーヒー飲んで
時間を一緒に過ごす方が大事


他のアフリカの国がどうかわかりませんが

日本人の自分が変わってる事に気付きました。

ただ
この時間意識や仕事への愚直さが日本の素晴らしさ凄みでもあるんだと思います。


相手を国を理解して自分の国を理解できた貴重な時間でした。

CPR lesson


1月末はイベントが目白押しでした。
これまた自分でやらせて欲しいとお願いした事ですが

ボランティア総会のプログラムの一部で心肺蘇生法の講座をさせてもらいました。


エチオピアにはAED(自動体外式除細動器)が導入されていません。

また救急車を呼んで到着時間は道路事情を考えると予測不可能だし来ない事も考えられ
自分達で車を手配して搬送した方が早いのが現状です。

更に、昨年3月に私の活動する大学でサッカー中に学生が心配停止になり病院でなく教会に連れてかれ死亡
こんは背景からJICAボランティア向けに講座させてもらいました。

内容
・呼吸の確認(死戦期呼吸)の説明
・Hands only CPRの推奨
AEDの役割と使用方法

ガイドライン2015では呼吸の確認で普段通りの呼吸がなければ胸骨圧迫を行いましょうと記されています。

これは心配停止の患者にみられる
喘ぐような呼吸を
呼吸があると認識してしまい蘇生法が実施されなかった事例からきています。

実際に私もこの喘ぎ呼吸(死戦期呼吸)に遭遇し、判断に非常に悩んだ経験があります。

YouTube
この呼吸の動画、肌の血色が変化していく説明動画を見つけ、みんなに見てもらいました。

また普段からフェイスシールド(人工呼吸用デバイス)を持ち歩いている人はいない事から

Hands only CPR
(人工呼吸を行わず胸骨圧迫を行う)
のデモンストレーションを行いました。

ここでのポイントは
1.胸の押す場所
2.胸を押したら戻すこと
3.気道を確保しながら胸を押す

ポンプをイメージして心臓から血液を送り出す

そして胸を押しながらも
気道確保する事。
人工呼吸ができない状況でも酸素の通り道があれば、胸骨圧迫で肺が陰圧・陽圧になり酸素が供給される。

1人で行う場合でも患者の首裏にタオル等を丸めてしのばせると気道確保を維持することができます。

これは前職で学んだ知識です。


実際に私が立ち会った現場でも、これを実践しAED使用まで非常に時間が経過していましたが患者が蘇生しました。

そのため、ガイドラインにはここまで書いていませんが
Hands only CPR +気道確保
を推奨させてもらいました。

最後にAEDについて
エチオピアの国にも幸い病院には除細動器が設置されています。

講座では
心臓振盪を例に
心臓に疾患がない人でも
あるタイミングで胸に衝撃が加わると心肺停止に陥ってしまうこと。
特に子供は胸骨が柔らかく起こしやすい事を説明しました。

また全国各地に設置されるようになったAEDですが、使用を怖がってしまう方も多いじゃないでしょうか。

AED
フタを開けたら音声ガイダンスが流れ、使用者はガイダンスに従うだけです。

電気ショックは
心室細動
心室頻拍(180拍/分)
この2つの場合のみに適応され

通常の心拍、また心停止には電気ショックは行われません。

このような知識が無いと
どうしても使用する事をためらってしまうと思います。


さらに女性のブラジャーは外さずに使い捨てパドルを離して装着すればよいなど…


前職でこんな講座はたくさん実施させてもらいましたが約3年ぶりにやるのは緊張しました。

資料を作るのに
いろんな資料を探しましたが不確かな情報を使いたくなく

前職の先輩に相談したところ
参考資料を直ぐに送って頂けました。

おかげさまで
覚束ない説明でも講座らしくなり
ボランティアの方々からも良い感想をもらうことができました。

AEDを購入する機会があったら
迷わずオレンジの日本製です!

本当にありがとうございました。

デモンストレーションで使用したマネキンは首都のマーケットで購入して首を切って金棒を差し込んで気道確保が出来るようにリメイクしました。
この下に枕を置けば体重をかけても割れないし、胸骨圧迫の練習は最適です。

子供と大人合わせて400ブル(1600円)

講座後には
同期からチェロみたい
などちょっと遊び道具にされましたが…笑

昨年3月からずっとやりたかった講座を実施できて本当に良かったです。

今度はこれを
エチオピア人にやることが私のミッションです。


首斬り弘太郎

身近なもので応急処置

エチオピアには東京五輪の影響もあり
体育・スポーツ隊員が約20名も派遣されています。


ここまで大所帯になると何かと大変
そして、
エチオピア生活も終わりが見え
古株なってくると
いろんな仕事が舞い込んできます。

その1つで分科会というものがありまして、体育隊員の総意をとったり器材管理等の引き継ぎをします。

正直面倒な仕事なんですが
せっかくこういう会を開いて大勢が集まるなら
勉強会を開きたい。

私の独断でテーマは応急処置

しかしアンケートをとってみると
他の隊員の関心は低い事がわかりました。

こういうのは
何度やっても良いものだと思ってたんですが、ライフセービングと他のスポーツでは重きを置くところが違うんだなと…ちょっと気落ち

それでもめげずに
やってみました。

内容は
アンケートで出た各スポーツで起き得る外傷に対して予防策と
エチオピアで機材や道具が無い中でどんな対応が出来るのか!

アンケートで分かったのは
各隊員が活動で危ないヒヤリとした場面を多数経験していること

ヒヤリハット事例といって
ハインリッヒの法則を紹介して
300件のヒヤリとした場面があると
29件の軽度な事故やミスがあり
1件の重大な事故が起きるされています。

ここでいいたいのは
ヒヤリハットした時点で対策を打ちましょうという事です。

次にベテランサッカー指導者の修平さんに
熱中症と脳震盪について説明をしてもらいました。

私もこの傷病には詳しくなかったので勉強になりました。
脳震盪起こしたら休ませる事が非常に大事なんですね!

またエチオピアの薬局で購入できるFAキットや小売りされてる用品の価格調査した結果を紹介
意外に地方の薬局にもテーピングや使い捨て手袋など、応急処置に必要なものが置いてあり、お手頃に買える事がわかりました。

そして実技では
ネットで災害時で身の回りの物を使った応急処置の方法とうい資料を見つけたのでみんなに紹介してやってみました。

1、上腕の骨折
雑誌と枕カバーで副え木代わりに
そして腕を吊るのに
ビニール袋を片面やぶり首にかける
三角巾より簡単に腕がつれました。


2、創傷の対応
今回は湿潤療法を紹介しました。
傷パワーパットで知られるようになりましたが、傷は乾燥させずに保湿した方が早く治るんです。

傷パワーパットの代用品はラップ
ラップがなければ清潔なビニール袋を使用もできます。

止血後
創傷部を水で洗浄
ラップを貼って周りをテープでとめる
更にワセリンを塗ってあげると痛みが和らぐらしいです。

これを1日1回2回交換する
ポイントは患部を清潔に保つことです。


わたしも怪我した時は
湿潤療法をやって軽度の傷なら5日もあれば治せてます。


あくまでも応急処置で
深い傷や
動物咬傷
ガラスなどが刺さっているような傷は
病院行くのが先決です。

次に

3、搬送法
担架の代わりにシーツや毛布の端を丸めて人を運べる事を紹介

4、頚椎固定
毛布を首から胸の前でクロスさせて脇のを下を通して後ろに引き上げると
首は結構しっかり固定できます。


こんか感じで1時間ほど勉強会してみました。

準備から何やら疲れましたが
まず自分自身が勉強なる事が多くてやって良かったです。

参加した隊員からも
へ〜
面白いなど

リアクションがあってホッとしました。

器材管理の総意や引継ぎ連絡も無事に終わり

任務完了

Bubuパパになる


同僚のブブがパパになりました。
12月末に産まれたんだそうです。

私が返ってきたのを知り連絡をくれました。

昨年5月だったか結婚を祝ったばかりと思ってたけど時が経つのは速い

奥さんのお母さん(おばーちゃん)
安定感ばっちり

奥さんも立派にママらしく
どっしり動じない

新米パパのブブは
抱っこも覚束ない

これから少しずつですね。
こう見えて32歳のブブ
私と歳近いんですよね。

親父になるってどんな気持ちなんでしょう。

エチオピアの赤ちゃんは目がくりっくりです。

写真は現像してプレゼントしたいと思います。

おめでとうブブ

年末年始


ザンジバル旅行終え
予定では前の任地ウォルディアで年越しをしたいと考えてました。

しかし
平和だったウォルディアも
学生デモが始まり、軍の制圧で死人が出ていると情報が入ってきました。

友人に連絡するも繋がらない

ウォルディア渡航は諦め
任地アルバミンチに戻りました。

2017/12/31
シニアの丸井さんと2人
・ガネ(かき揚げ)
・たこ飯(ザンジバル産:干しダコ使用)

男2人で渋い年末となりましたが
たこ飯は大好評。
この日のビールは美味かった。


そして翌日
5時間かけて南部州の州都Awasaに行きました。
ここにはJICA ボランティアが3名活動しています。

新年会に混ぜてもらい
エチオピアでも鍋を囲みました。

そして
3人の活動を見学

音楽隊員のアリサさんの職場では

先生を目指す生徒への指導を見学

エチオピアでは音楽・美術・体育が1つの科目としてエステティックスと呼ばれています。

たまたま私が見学したのは体育科の生徒たち。授業の前に一言話しをしてとアリサさんから言われ
考えていると

音楽って楽譜が読めたら
数百年前の作曲家の曲が弾けるんだ…

すごいな


スポーツってまだ歴史が浅い学問で
オリンピックの度に新しい考え方や技術が見直されている。

私も水泳の指導してるけど
今正しいと言われている事も変わっていくから、今学んだ事は永久的じゃないからねとスタッフに伝えてますが

音楽ってすごいな
自分自身も新たな発見だったので
この事を学生達に伝えました。

つまりは
アリサさんの授業ちゃんと受けろよって意味で!


授業で知った事は他にも
エチオピア
ファ・シの音が無いんだそうです。

へー

実際に学生はファ、シの音を出せませんでした。

更にいうと
音が上がった。下がった。

という事にも気付けていない。


私も絶対音感は無いにしろ
音が上がった。下がった。は分かる


体育だけでなく
音楽も小さい頃からの積み重ねが大事なんですね。

アリサさんの授業は
3の倍数を歌にしたり、楽譜や音階を身体で表現しながら歌ったり

これまで受けた音楽で
だんとつ1番楽しい授業でした。

学生達は気付いていないだろうけど
音楽の授業って凄い大事な事だと思いました。

音楽・美術・体育
どれも人間形成にいろんな部分で関わってくる事なんでしょうね。

上手く言えませんが
アリサさんとエチオピア人の音楽の授業をみて思いました。


午後はユウタ君のサッカー指導見学
U-13のチーム

練習見て感動

サッカーしてました。

エチオピアにもプレミアリーグが存在して、私も何度かサッカー観戦しましたが退屈な試合ばかり
サッカーというより球蹴り

隣りにフリーの選手がいるのに相手を抜き去ることばかり考えて、視野が狭い。そして同じプレーを90分間…あきます

しかしこのU-13は違いました。

周りが見えている

鳥かごと呼ばれる基礎練習から
プロチームを超えてました。

サッカー素人の私でも違いがわかる

コートの中で選手が考えてプレーしている。

練習見ててまったく飽きがこない。
いろんなプレーにチャレンジしようとする。

そして
ユータ君がプレー止めて助言すると直ぐに実行に移すし、褒められた選手を見て周りの選手がもっと良いプレーをしようとチャレンジする。


本当に感動しました。

はじめてエチオピアのスポーツに未来を感じた瞬間。

しかし
ユータ君から話しを聞くと
大きな課題が見えてきました。

子供達はとても成長しても、レフリーや指導者のレベルが低すぎて潰されてしまう。

実際に試合で
オフサイドぎりぎりの飛び出しをしているのに毎度レフリーの笛が鳴る。

せっかく素晴らしいプレーをしても、それを正しく評価してくれない。

これは大きな問題

ユータ君は5年後が楽しみだと言っていました。

この子達が代表選手に入れる年代から、もしかするとエチオピアのサッカーは変わるかもしれない。

大人を変えるのは本当に難しいけど

子供は環境さえ整えてあげれば無限に伸びていく。

よいもの見せてもらいました。


そして
JICAボランティアって良いな
と2人の活動みて思いました。

所詮はボランティア
大した事ないんです。
参加して思います。

あーちっぽけな存在だと思ってばかりですが

音楽の楽しさを知った学生達。
考えてプレーする楽しさ、必死にボールを追いかける子供達。

大した事ないかもしれないけど
エチオピアの人にとっては凄い貴重な機会だし、素晴らしい出会い。

こんなの意味あるんだろうか…
自分の活動では落ち込むばかりですが、他のボランティアの活動みて元気をもらいました。


今回は観光隊員スーちゃんの活動は紹介できませんでしたが、FBなどでエチオピアの面白い文化やイベントを発信してくれているので、ぜひ調べてみて下さい。

年始から
アワサでやる気が高まりました。
2018年も頑張ります。

ザンジバル島


2017年の年末は
タンザニアにあるザンジバル島に行ってきました。

飛行機に乗り
わずか3時間足らずの移動

空から一面広がる透き通る海を見ただけで込み上げるものがありました。

無事に到着し
イミグレーションを通過
ザンジバルは夏でした。

強い日差しと
もわんとする熱気

ただ木陰で休んでるだけで汗がじっとりしてくる。
エチオピアは高地で乾燥地帯なのでこの感覚は久しぶり。

迎えに来てくれたホテルのオーナーが道中、車を止めてココナッツジュースのwelcome drink をご馳走してくれました。

あっ暑い日差しにココナッツジュースの程よい甘さがたまらない。

ホテルは1泊3000円しない安宿だったけどクーラー完備で、オーナーも気さくでとても良い感じ。

英語でコミュニケーションがとれる国って本当にノーストレス

ザンジバル島で行った地域は3ヶ所

・ストーンタウン
・ヌングイ
・パジェ

ストーンタウンは街全体が世界遺産に登録されていて、人々は世界遺産の建物な住んでいます。

一旦小道に入ると迷路

迷いながらも
市場を発見し、土産物屋を周り
大方の土地勘をつけました。

日も暮れて
腹が減ってきた
晩飯はローカル屋台に決めてました。

有名なフォロダニ公園の屋台は外人向けで高いだけ。

私はザンジバル島民の労働者と一緒にショーケースに並ぶ海鮮を買い求め

イカ焼き
小エビのフライ
小魚のフライ
牛もつ煮込みをご飯にぶっかけ
ザンジバルスペシャル(酸味の効いた野菜スープ)

合計800円

もう食い過ぎて帰り歩くのがしんどくなるほど

あー初日の晩から大満足。

ストーンタウンでは
チテンジ(カラフルな布)を買ってサーフパンツを作ったり、コインショップでアクセサリーを作ったりしました。

そこから
ヌングイへ移動
私の目的は海鮮尽くしの日々を送ること

キッチンフリーのロッジを予約

幸運にも
着いた時に浜辺に
水揚げされたばかりのマグロが

テンション上がりまくりです。
1匹丸々太ったマグロが1000円しない。

直ぐにキッチンで調理して
中とろの刺身丼が昼食

その後は
・カマの塩焼き
・漬け丼
・カシラの煮付け
・あら汁
・海鮮チャーハン

イカも市場で見つけて
・イカ刺し
・イカのバター醤油

幸せでした。
夢に見たマグロ1匹買い
約3日間食い切れない程のマグロを食べ続ける

料理の腕に関係なく
鮮度が良すぎて美味いの美味いの

ヌングイを満喫した後は
パジェに移動

こちらはクリスマスという事で少し良さげのホテルに泊まりました。

すぐ近くに予約していた
サーフツアーショップがあり翌日のツアーを確認

調べに調べて尽くした情報により
念願のサーフィンが実現しました。

ザンジバルの東側はインド洋に面しているので
コンスタントに波があります。
難儀なのが遠浅がかなり続くためサーフポイントまではボートでいく必要があります。

日中は風が強く遠浅の地形はカイトサーフィンに持ってこい。至るところにカイトサーフィンの看板が並んでいます。

普通のサーフィンメジャーでないので地元人達は殆ど存在する知らないようです。

待ちに待ったサーフィン
板選びから心が弾みます。

久しぶりなので6ftの幅も広めの板にしました。

サーフポイントに着くと
遠方にいい波が見えました。

ワクワクしながら沖に出ると
案の定、強いサイドカレント

すると良いウネリが!
肩ほどのサイズに
オフショアが強くて一本目を逃す。

あー次こそは

そう思ったらガイドから
浅瀬に戻ろうと合図が…

一緒にきた他の客は
波と流れにやられて早々に岸に移動していたは知ってたけど

本当に残念
せめてあの波に乗れてたら…

後悔とガイドに対する不満

お客全員の安全を確保するためなら
わたしがガイドしてても同じ判断を下しただろう…けど

エチオピアの海無し国から来た私には酷な判断でした。


気持ちを切り替え
浅瀬の小波で楽しむ事に
始めは本当に小さな波
しかし次第にサイズも良くなり
腰くらいで形の良い波がくるようになりました。

ビギナーばかりのだったので
私レベルでも沢山の波に乗れて
楽しむ事ができました。

たかが2時間
それでも久しぶりのサーフィンは最高でした。

実は前夜にサンダルで歩いていて
足の親指を深く負傷してしまいガムテープでグルグル巻きに

そんな事もすっかり忘れ楽しんでいました。


パジェも大満喫

10日間の旅も終わりに近づき
ストーンタウンに戻る事に

何度も行き来した道、市場
と思ったら
カジキマグロやシーラが
どーん!


まだまだ知らないザンジバルがある。

そんな事を思いながら
エチオピア行きの飛行機に乗りこみました。

次に海を見れるのは日本か

6/29の日本帰国までの半年
エネルギー満タンになった旅でした。

エチオピア流 交渉術

またまた更新ができない日々が続いて御心配お掛けしています。
元気にやっておりますが、ネットがありません…

エチオピア流 交渉重要性

エチオピアで学んだことの1つ
話し合いにおいて引かないこと

年末の旅行に備え
任地アルバミンチ→首都
までのバスチケットを購入

予定通り朝5時にバスに乗り
出発をまっていると

添乗員が来て
君のチケットは昨日の日付けになっている。今日は満席だから降りなさい。

こんな時
絶対に指示に従っていけない。

バスは私が降りた途端に出発
次の日のチケットを買い直す事に決まっている。

エチオピア流の交渉術はシンプル

私は今日のチケットを買った!
何度も今日の日付けと曜日を確認した。

間違えたのはスタッフの責任だ
私は悪くない

これを感情出して伝えます。

言い争ってると
旅行者と思われる外国人が口を挟んできた。

彼らは英語が出来ないから
聞き間違えたんだよ


うるさい
俺はアムハラ語喋れるわ

瞬殺して

スタッフと更にヒートアップ

俺は悪くないと一点張り

警察で話すかと脅されるも

動じず

散々揉めたあげく
料金の半分を払いなおす事で決着

普段カレンダー無し
曜日や月日も気にせず生活してるエチオピアの人々とは

この時間や日程を間違えることは日常茶飯事

私がアムハラ語を読めない事
購入したチケットの日付けを再度確認しなかった事に非があるのは分かっていても

絶対に引かない

日本人の考えるカスタマーサービスなんてエチオピアシェラトン言っても受けられる可能性ゼロに近い国。


直ぐに嘘をついたり、調子の良いことを言うエチオピア人の国民性は嫌といつほど味わってきました。

更に感情を前面に出さないと相手が怒ってる事など、気持ちを察する事ができない


最初に日付けが間違ってると言われた時から、シナリオを描き

ひたすらゴネる!
わたしは、悪くないの一点張り。

自分の非を認めずに、主張し続けることがエチオピア流の交渉術です。

良い面でいうと
マニュアル抜きに融通を利かせてくれる点はエチオピアの良いところ


国内線のチェックインで
重量オーバーしていても

これは学校の生徒にあげるもの。エチオピアのために持ってきたなんて事をアムハラ語で伝えたら

見逃してくれる

最近聞いたのは50kg超過してるのに
本当少しの料金で済んだとか

話せば分かるのがエチオピア

良い面、悪い面ありますが
基本的に優しいエチオピア人です。


日本に帰ったら
規則ですから…と
キッパリ切り捨てられるでしょうね。