How to lift and carry the patient


ゲットした毛布でもう1つ指導したのは搬送方法

毛布の両端を丸めた
簡易ストッレッチャー

4つ端と腰の部分にそれぞれ付いて
6人でキャリーする方法です。


棒2本あれば
毛布を織り込み
2人でキャリーできます。

毛布がなければ上着を使って担架にする事もできます。

これらは
日本の災害現場でも使われているようです。
日本の救急隊の方々の知恵や工夫は凄いなとつくづく思います。

自然災害が毎年のように起きる日本

その日本で活躍されてる消防、救急隊、病院関係者の技術やノウハウは世界随一ではないかと思います。

こういう知識は
どんな場面でも役立ちそうです。


こんなやり方もあるよ!
という方がいらっしゃいましたら
是非連絡下さい。

よろしくお願いします。

毛布で頚椎


さー
スイミングプールにおいて
事故が起きるとすると何があげられるでしょうか。

もちろん溺水事故もありますが

1番は飛び込みによる頚椎損傷


特に私の活動してる
アルバミンチ大学のプールは
イケイケの学生君たちが乗り込んできます。

スタッフがいくら注意しても
アホみたいに飛び込む彼等

良く怪我しないよね

こんな水深で頭から飛び込んだら
死ぬだろお前ら

と思う場面もしばしば

もちろん
飛び込ませないために
注意ポスターやアナウンスの徹底はやっていきますが


ライフセーバー
事故を防ぐだけでなく
万が一事故が起きた時に適切な対応をしなければなりません。

という事で
アルバミンチ大学のプールのライフセーバー達に

頚椎損傷の処置を教える事にしました。

日本や諸外国では
頚椎損傷の際に

ネックイモビライザー
バックボード

という物を使い
傷病者の固定を行い
救急隊に引き継ぐようになっています。

この処置はとても難しく
固定の手技に不備があれば
逆に容態を悪化させてしまいます。

お分りのように
首はとても重要な器官で
首から下が動かせなくなる危険生もあり
頚椎の損傷箇所によっては
呼吸器官への神経が損傷し死に至る事もあります。

そのために
日本のライフセーバー
バックボードでの固定練習を何度も重ね
事故の際は、最新の注意を払って対応します。

ライフセーバー
医療行為はできません。
傷病者の安全確保と容態の悪化を防ぐための行為しかできないようになっています。


さー
話しはエチオピアに戻ります。
大きなサッカーの試合でバックボードを見た事はありますが

もちろん
アルバミンチ大学にバックボードはありません。

どうするか

大学時代
ライフセービング部の部活の勉強会で毛布を使った頚椎固定を方法を思い出しました。

ネットで調べると
日本の災害現場や救急隊でも行われている手技のようです。

部活の勉強会で
OBで救急隊で活躍されてる方に指導を受けた経験が
ここエチオピアで活かされました。

首都にある
JICAドミトリーで古くなった毛布をもらい

3人のライフセーバーに指導を行いました。


頚椎捻挫と思われる比較的軽度の際は
傷病者の死角から声をかけ首を動かすことは絶対にしてはいけない

そのため、必ず傷病者の正面から声をかけ頭部を固定し
2人1組で毛布を首から前にクロスさせて吊り上げるように固定する。

家庭で実際にやって頂けたら分かりますが
これだけでもかなり固定されてる感があります。

そして
水中でのアプローチ

この場合はプールに飛び込み
頭部を打ち付けら脳しんとうを起こしたか頚椎損傷が激しく
身体を動かせなくなっている事が考えられます。

まずは
クラゲ浮きになっている傷病者の両腕を取り、ストーリームラインのように両腕を保持します。

これにより
傷病者の頚椎は固定されて動揺がなくります。

そして身体できるだけフラットにして呼吸が出来るように傷病者の身体を反転させます。

この後にバックボードや板を傷病者の下に滑りこませ
プールサイドに引き揚げます。

意識、呼吸の確認を行い
必要であれば心肺蘇生法を行います。

今回
バックボードがないので
全ての手技を行えませんでしたが

スタッフ達が大き目の板を用意してくるとのことだったので
モノが揃ったら全部通し指導したいと思います。


最後に
今回の対応について
私の経験と教本やネットで調べたモノをベースに指導を行いました。

しかし、これが確実だと自信を持って言えないのが本音ですら、
そのため
コメントやアドバイスがありましたら是非連絡頂きたいです。

基本的にライフセーバーの出来る事は限られているし、
もちろん搬送先の病院Dr.の指示を聞きにも行きます。

出来る事の限界はありますが
もっと良いやり方、考え方、
なんでも構いません。
医療関係者やライフセーバーに限らず、アドバイス頂けたら幸いです。


よろしくお願いします。


1つだけ
今回いろいろとFA、頚椎損傷など指導してよかった点は
アベラ達ライフセーバーの自信を付けさせる事が出来たことです。

これまで
遊泳者に厳しく注意するしかなかった彼等から言われのは

これまでは何も知らなかった。
だから事故を防ぐために怒鳴るしかなかった。
でも今は何かあれば対処する術がある。

とても良い表情で感想を言ってくれたアベラ

そうなんです。
分からないからこそ
怖いんです。

ライフセーバーだけど
知識も技術もない
それは現場に立つ彼等が日々感じることです。

何かあれば救える
その安心感が
水泳を楽しみに来た遊泳者に伝わってくれたらいいなと思いました。

FA

FA(first aid)

プールに水がない5月上旬から
アベラ達のモチベーションを上げるために応急処置の指導を始めました。

まずは三角巾の使い方

・折りたたみ方
・本結び
・肩の吊り方
・畳み方

日本で日赤の講習会を受けた方は懐かしく感じるんじゃないでしょうか。

2つ折り、4つ折り、8つ折り
自分の腰に巻いて本結びをしてみる

ちゃんと解けるかな?

出来るようになったら

お互いに相手に対して本結びをしてみよう

相手に対してやるのは
また少し難しい

しかし
回数を重ねる毎にうまくなってくる

出来るようになると
すぐに教え合うエチオピア文化


そして肩を吊る

ちゃんと傷病者と会話をしながら
楽な高さで吊る事

爪の色で血色が分かるように指先は出しておくんだよ

首元の結び目は末端処理でクルクル巻いて痛くないようにクッションにするんよー


アムハラ語とゼスチャーで説明

みんな数ヶ月ぶりのライフセーバーとしての講習の時間

始めての事ばかりでも
真剣にそして楽しそうに
三角巾の練習をしていました。

そうそう
彼らの仕事はセメント固める仕事じゃなくて、ライフセーバーなんだよね

みんなの
イキイキした顔が観れて
こちらもやる気が出てきました。


次は
毛布で頚椎保護

プライド

更新が滞ってしまっていてすみません。

書き溜めてたものをこれからアップします。

 

5月初めの話し

アベラ達のモチベーションが低い......

 

私が小さな棚を作りたいと思う

インフォメーションボードを作らないか

 

いろいろ提案しても

反応が鈍い、

どうしたんだろ....

 

こないだまでプラスチックボトルでフェンス修復したり

自分たちでその経験生かしてガーデン作ったり積極的だったのに...

 

否定的な反応に

こっちもまでモチベーション下がってしまう。

 

制作途中のペットボトルガーデンはいつ再開するの?

 

私の気持ちを察したのかアベラが説明してくれました。

 

私がいない時

プールに水を入れてくれと所属部署に頼みに行ったとき

 

水が無くても

お前らにはセメント固める仕事があるだろ

そんな風に言われたようです。

 

なるほど

それはプライドが傷つく

 

彼らの仕事はライフセーバー

 

土木作業員ではない

 

水が無くても

みんなで仕事を見つけて

プール周辺の改善策を考えていた時は

そんなこと考えてなかった。

 

日本人だったら

仕事環境を自分たちで良くしていくのは当たり前

 

その精神をわかってほしいと思ってやってきたけど

彼らの仕事に対するプライドも大事にしたい。

 

プールに水が無くてもできることはある

アベラ達がやる気を出すためにも

ライフセービングの指導を再開しよう。

 

こんな感じで

5月上旬から水が入るまでに行ってきた

指導内容をこれから紹介します。

 

もっとこんな風にやったらいんじゃないとか

ご意見ありましたら是非コメントください。

 

 

 

大人の喧嘩

水が入りだした!

協力してくれた
副学長のレチャレ教授とバハエル教授に早く御礼を言いにいかないと!

プールからプレジデントオフィスに向かって1人で歩いていると

見慣れた車に横付けされ
中の奴が声をかけてきた

どこに行くんだ!
(チョンべ教授)

プレジデントオフィスに行く(私)

何しに?(チョンべ)

御礼を言いに行くんだよ(私)

なぜだ⁉︎
君はスポーツアカデミーで働いてるんだろ!
レチャレ教授は私の上司だ
なぜ君がそこに行く必要がある
etc…
(だいぶ熱くなってんな〜)

無視して歩こうとすると
また話してくる

Do you understand!!!!
(もう怒りまくってる)

I understand (私)

私もだいぶ言い返してやりたい気持ちでフツフツとしていましたが
ここは堪えるところ

決戦は今でない

みんなで喜びを分かち合い
本当に幸せな気持ちだったのに

彼はいつもぶち壊してくれる


言うだけ言って
アクセルを勢いよく踏んで
大学のゲートを出て行った彼

またビール飲んでチャットしにいくんかなー
(チャット:お茶の葉のようなモノ、何時間も噛み続けると麻薬作用が現れる。コーヒーを抜いてエチオピアの輸出品目第1位)

本当にどうしようもない奴

残念ながら
レチャレ教授、バハエル教授には
会議のため会えず

久しぶりに自分のオフィスに向かう事に

ブブに会いたい
そしたら久しぶりに事務所にいました。

ブブに正直な自分の気持ちを伝える

金やビジネスの話しばかりしてくるチョンべとはもう付き合ってられない。

ボランティアで給料も何ももらってないのに、奴は会っても挨拶もしないし、レポートとはいつ出すんだとオフィスで私に威張り散らす。

他の部署、教員、学生みんなから嫌われて彼の声は誰にも届かない

実際にプールに5ヶ月水が入らなかった。
彼の言葉で誰も動かない。
こんな奴とこれ以上話しても意味がない。

アルバミンチにきて
彼との関係を築くために
要望通り土日も休まず3ヶ月出勤し、レポートを期日通り出し、
そして金を貸し
もうやれる事は全てやった

彼の下で働く事は
もう無理だとはっきり伝えた。

2つ選択肢がある

1つ目は
今やっているプロジェクトをやり終え、私がここを去る

2つ目
ここに残って1年活動をやりきる
しかし、もうチョンべとは連絡は一切とらない
上の部署に直接話しに行く

どちらがいいと思う?

(ブブ)
君が去る必要はない
チョンべ何て空気みたいなもんさ
よく吠えるだけ

私を見てみろ
彼と何年付き合ってると思うんだ!
大丈夫だよ!

ブブは凄いと思う
だから君に話したんだよ

相手にしなくていいのは分かってる。しかし、もう活動も1年が経つ。それにエチオピアの7.8.9月は長期休みと新年モードで仕事にならない。

実質活動ができても残り8ヶ月
この状況で
チョンべの顔色伺ってる暇はない
他にも私を必要として声をかけてくれる場所はある。
私は自分の意見でここを去れるし、活動先を変えることができる。

ブブに再度はっきり伝えました。

分かった!
俺に任せてくれ

2つ目の選択肢にしよう。

私が君と教授の間に立つ
君はもう彼と連絡をとる必要はない。

ありがとう!ブブ

私の本音も
ここを去りたくない
ブブ達と残り1年ここで活動を続けたい。

しかしブブ
君にもの凄く負担をかけてしまう

きにするな!
私に任せろ!

本当にありがとう
1番頼りにしてきたブブの
ゴーサイン。

これてチョンべと喧嘩する準備は整った

大学のNo.2とNo.3には
私の活動を理解してもらえた
チョンべの問題も伝えてある。
スタッフ、同僚も私についている。

チョンべを孤立させた

後はやるだけ

火曜の夜は
決戦に向けていろいろシミュレーションしていると朝3時を過ぎていた。

何とか寝れたものの
朝はやはり睡眠不足でボーとする
テンションも低い

取り敢えずプールに行って
掃除をする事に

そしたらアベラがやってきた
彼の目は少し涙目…


どした!アベラ

彼は何もない
気にするなと言ってくる

しかしそんなはずはない

もう一度聞くと
チョンべが私の後ろ盾をした犯人探しを始め、アベラが罰を受けることになるかもしれないと情報が入ったようだ。


カチン!

私のスイッチが入りました。
アベラに何てことすんだ
ふざけるな!

チョンべんところ行くぞ

すると奴からも
直ぐにオフィスに来いとメールがくる!
丁度いいわ!

腹わた煮え繰り返り
頭から湯気が出る勢いで
事務所に乗りこむ


しかし
感情的になったら負け
この喧嘩は絶対に勝たないといけない。

気持ちを落ち着け
チョンべのデスクに

彼は思いのほか冷静そうに話しかけてきた。

こないだ君が撮ったサウラ出張の動画がテレビで流れたんだ
知ってるかい?
君をいいレポーターだ!

私は写真しか撮ってないけど

(いつもの自分のペースに持ち込むつもりだ)

彼は人がいなくなったのを見計らい
1000ブルを手渡してきた
私が5月初めに貸した金だ
そして借用書が欲しいと言ってきた

借用書を手渡すと
その場でビリビリ破り捨てた。

さすが教授になるだけはある
弱点と思われる部分を排除して
決戦に臨んできた。


彼からは
昨日話してきた事を冷静に再度言われた。
教授の私を飛ばして上の部署に話しに行った事に私は失望している。誰がこんな事を企んだんだ
(後は省略)

なぜかって?
プールに水を入れるためだよ
同僚のアベラが5ヶ月毎日いろんな部署を回って協力をお願いしてきたのを私は見てきた。

そしてあなたも私と一緒に関係部署にお願いに行ってくれたでしょ。
(金を借りるためのパフォーマンスだったのは分かってるが、あえて彼を立ててやった)

(Abera) He did his best
And also you did your best
But Nobody moved
So I was thinking
what can I help you
So I went to the Vice President office

And then
on this Monday Generator would be working
Finally from yesterday the water is coming in the pool
So I'm very happy

But you were angry
I am also disappointed
Why you were angry
I didn't understand
We should be happy

こういうと
君がなぜ上の部署に行ったのか今理解できたよと納得したようだった。

(本音は違うんですがね)

そして
彼は私に水はどうだ
このペンは君のモノだ
モノで私の機嫌をとろうとしてくる。

(なめとんのか!)
No thank you

そして彼の話題は
君にこんな事をさせた奴は誰だと聞いてきた。
Who pushed you?

This is my opinion
Nobody pushed me

何度言っても聞かない

彼も我慢の限界がきたんでしょう
声を荒げて
アベラだろ!
あいつは前から俺のいう事を聞かない。この国は階級社会だ。私は競争の末にここまでのし上がってきた。彼はわたしに従うべきなのに従わない。こんな奴は私の力でクビにしてやる。

本音がでたな…


そんなに私がお前をとばして上に話しに言った理由が知りたいか!

I went to there because of you
When the people meet, we should say Hello. But you did not say.
Before now
I tried to communicate with you. But you refused me.
I submit reports and tried to talk with you
Finally I rent the money.
But your attitude and behavior are still impolitely
Around 7 months I believed you…

私はボランティアで労働者でない
給料ももらってない

全部はっきり言ってやりました。

すると彼も面食らったようで
話しを変えようと
君が出してきた休暇申請には私のサインが必要だろ
今わたしがサインしよう
弟が来るのか私が車を手配させよう。

機嫌取りに来やがった
もうこんなやりとりうんざり

I don't need any help!!
Don't look down on me!

仕事以外のサポートは必要ない
働く環境さえあればいい
水が入れば私はベストを尽くすだけ
他は何もいらん
と言い捨て

オフィスから出た


約1時間におよぶ彼との勝負
勝つべきして勝ちました。


私の英語はまだまだ問題有りです。
教授と討論するだけの語学力がないのは自分で分かっています。

しかし
アベラ始めみんなが
私の気持ちを理解してくれ
私の背中を押してくれた

そして
水がなくても
みんなで考えて仕事を見つけて、全てレポートとして提出してきた。

何もせずに
口だけ動かして
昼からビール飲んでチャット噛んできた彼に勝てる要素はない。

午後
プールで草むしりしてると
チョンべが来て、プールの開設の準備について、私に聞こえるように電話で指示を出している。

そして
アベラ達にいろんな要望を聞いて帰って言った。


彼の帰り際
私はありがとうと
笑顔で言った。

別に彼と喧嘩したいわけでない
今後彼が仕事をするんなら
これ以上は事を大きくするつもりもない。

しかし
直ぐに彼が調子にのることは分かってる。火は完全に消し去る必要がある。

全ては計画的に

実は次の日
JICA事務所の所長が視察に来る事になっていた。

その日の夜の会食で
粗方の事情を話し
活動レポートも渡した。

4〜6月の3号レポートも
英語版は作れなかったが
日本語で翌朝に渡して観てもらった。

全ての準備を済ませ
副学長との面会してもらった。

大学の組織図も作り
この日に話してもらいたい事を伝え
事務所からも最高の援護射撃をしてもらう事ができた。


今回の視察に
チョンべ教授に面会なし

しかし後日
プールに水が入らない状況が変わっていなかったら
ボランティアの任地替えを検討していたと電話してもらった。


念には念を

ここまでやれば
彼もわかるでしょう。


約3日間
夜通しいろんな準備を重ね
解放された木曜の夜
ビールがうまいのなんの!

飲みながら
アベラ達、同僚達みんなが支えてくれたこと
夜資料を作る時、家族や友人が送ってくれた日本食が力をくれたことに感謝しました。

実は頭に血が上って
何の計画も無しに奴と喧嘩しに行こうと思った事もあったんですが
シニアボランティアの丸井さんに話しを聞いてもらって
頭を冷やせました。

自分だけの力は本当に小さいとつくづく感じます。
みんなから少しずつ力を分けてもらえて、何とかやってこれてる。

エチオピアでの生活は
日本と比べられない程、時間がゆっくり流れます。
しかし生活1つ1つがしんどい…
何してんだろうと
日本帰りたいと思う事もしばしば

でも
日本で見送ってくれた家族や友達
エチオピアで出会った人たちのおかげで
まだまだやれると思えます。

この晩
ビール1杯で
死んだように朝まで寝れました。

後はやるだけ
働く環境が整えば
言い訳はできない。
こっからが本番
気を引き締めやってきます!

ついに水が入る

操作パネルの交換後
フィーズが飛んでいる事だけとなった課題も直ぐにに解決され

火曜日の午後
5ヶ月ぶりに水が入りました。

久しぶりに配管を上がってきた水は茶色く少し濁っていたものの
みんなが待ち待っていた瞬間!

直ぐに50mプールの掃除に取り掛かかりました。

みんなで汚れをデッキブラシでこすり水で流し

私もマラリア予防薬で日光過敏になった事なんて忘れて

パンイチで床をゴシゴシ

みんなテキパキ動き
2時間程で大方の掃除は終了

あーここまでくるのに5ヶ月
まだ油断はできないけど
本当に嬉しいプール掃除でした。


最後にみんなでパシャり
仕事を終えたみんなの顔が好きです。

動きだした

6/16金曜
アルバミンチ大学
副学長を務めるレチャレ教授
No.3のバハエル教授に

プールに水が5ヶ月入っていない。
どうか力を貸して欲しいと
アベラと2人で直談判に行きました。


2人とも紳士的で
話しをよく聞いてくれ
何が問題かどんなサポートが必要か聞いてくれ直ぐに関係各所に連絡をとってくれました。


ちなみに今回の件は
配属長のチョンべ教授を完全に飛ばした行動
アベラやブブ、同僚達に相談し現場を変えるにはトップダウンでやるしかない

ボランティアの私に怖いモノなんてない。
みんなに支えられた直談判。

そして月曜
ジェネレーターを運ぶフォークリフトが来た!!

聞くと
土曜、月曜と
シャトーも副学長やバハエル教授に会いに行ってくれ
朝イチ関係各所に連絡が入りフォークリフトが動きだしたようです。

フェンスを切り
フォークリフトでジェネレーターを運ぶ

しかし
エチオピア人は後先考えずにモノを設置するし、建てるせいで
フォークリフト入れんし、ジェネレーターの前に水道管…


みんなで試行錯誤して
何とか月曜中にジェネレーターが運び出された!

大きな一歩

後は
壊れた操作パネルの交換

ここは
電気専門の方を待つしか…

と思っていたら
火曜日はシャトー中心に
自分達だけで部品交換することに

操作パネルは専門外と言っていたシャトー
結局最後まで彼が全てを指揮してくれました。


操作パネルを開け
配線を確認し写真に撮り
外して繋ぎ直す

強い日差しの下で
みんな細かい作業を続ける

問題が基盤とかなら
もう手の施しようがないけど
やる事はやった

さー
操作パネルに鍵を差し込み
右に回す
上手くいくだろうか…
みんなが息をのむ

ドン!!
ドゥルドゥル

動いた!
専門的な知識なんてない
でもやりました!

自分達の力で
ジェネレーター動かして
操作パネル変えて!
これで水が入る!

みんなガッツポーズ
拳を合わせ
握手を交わし
抱き合い

みんな
汗を流し手を汚して
そしてやり遂げた

昼食は
私のおごりでみんなで
インジェラをがっつきました。
具材はカイワット
(牛肉の唐辛子煮込み)

仕事した後に
みんなで食べる飯は上手い。

油手で汚れた手は
洗っても完全には綺麗にならない

でも
この手で食べる飯が上手い!

明日には水入るだろうか!
みんなの目が輝いていました。