フェンス修理


私が3月まるまる何をしてたかと言うと
ゴミ拾って
セメント固めて
食樹作業

この繰り返しでした。

水泳コーチじゃなくて
もう土木作業員として汗を流す日々

なぜフェンスの修理をするか
以前プールに水が入ってる時
17時を過ぎ監視員達もみんな帰った時間に3人の小さな子ども達が
格子をすり抜け、壊れたフェンスを潜り、プールサイドに進入してきました。

しかも目の前は水深4mの場所
私がたまたまプールサイドでレポートを仕上げでいたので
発見して直ぐに注意できたものの

ヒヤリとしました。

私がいなかったら
翌朝子どもがプールに浮いていたと思います。

考えもしませんでしたが
小さな子ども達なら
体が小さいし、入れちゃうんです。

直ぐに教授や同僚、ガードマンに話しをして、注意喚起を促しましたが

原因のフェンス修理は行われずにいたので、水が入らない時間を使って自分達で修理することにしました。

私のアイデア
プラスチックボトルを使ったセメント作戦

そして同僚のアベラから
花壇の前は棘のある草木を植える作戦

この2つの作戦は見事に成功し

自分達の力で修理できました。
それも予算ゼロで!


ペットボトルの再利用は大学内でも反響を呼んでいるようで今後も楽しみです。

以下レポートでまとめたものです。



Woman's sports festival

※いろいろとバタバタしてしまい
1か月以上更新が滞ってしまいました。まとめてこれから更新させてもらいます。

3月末
世界ウーマンズデイに際して
アルバミンチ大学のわたしの部署が主催してキャンパス対抗の
Woman's sports festival
が行われました。

普通なら3/8に合わせるんでしょうが
実際イベントが行われたのは3月末、同僚達いわくエチオピアは細かい日にちは気にしないと笑い飛ばしてました。

〜種目〜
サッカー(15分ハーフ前後半)
綱引き
テコンドーのかた
4×100mリレー

働く女性達が全力でスポーツを楽しむ機会があるって素敵だと思いました。

日本ではスポーツの価値って何?
オリンピックで盛り上がった後に世間はこんな質問をして、スポーツの意味を議論すると思います。

自分も時折考える議題でしたが
このイベントを観て
いろいろ考え過ぎだと気付かされました。

スポーツって楽しんですよね。
夢中になれる瞬間がある


エチオピア人の方が
スポーツの価値を理解してると感じました。

普段プールの仕事をしながら
食事に困る人達も多い中で水泳ってそんなに大事?
もっとそれ以前に支援するところがあるだろと
自分の活動に疑問を抱く時もあります。

しかし
エチオピア人達も泳いでみたいんですよね。湖はカバやワニがいて泳げないけど
小さい子から大人まで
みんな口を揃えて泳げるようになりたいと言ってきます。

スポーツは平和の象徴

それ以上に

スポーツは幸せの象徴
なんじゃないかと思ったイベントでした。



仕事は自分で作る

仕事は自分で作る

 

プールのメンテナンスはいつ始まるのかな…

レポートでも書き始めようか


そんな風に思いながら
プールに着くと

何やら作業してる

 

 

おおおおお
ゴミ取りネットじゃん

これまで使ってたのも
アベラお手製でしたが
傷みが激しく新しくつくりたいと
思ってました

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やるじゃーん

 

よく見ると
片方は扇風機の廃材使った
アイディア作品

 

私もアイディアを求められ
破れやすい外枠の強化を出しました。

仕事は自分で作る
やれる事はたくさんあると
彼等から気づかされることがたくさんあります

 

自分の命は自分で守る

自分の命は自分で守る


試合が終わり
変な雰囲気…

終了間際立て続けに失点した事も重なったのか
選手に向けて投石が

それに対して
配備していた軍が催涙弾を撃ちだしました。
ボン、ボン、ボン
スタンド右側の観客達が逃げ始める。

威嚇射撃だろ
変に逃げたら標的になるから
落ち着いて

そんな風に思っていたら
私の周りにいた観衆達も一斉に逃げだしました。

えっ?
こっちも?

アブエ!!(私の現地名)
Come Come!!
同僚が慌てて声かけてくれて
私も逃げ始めました。

軍は観客席の上にも下にも
催涙弾を撃ちまくって逃げる場所がなくなり

薮の中を駆けずり降りて
スタンドを離れる事ができました。

ところがそこにも手投げ式の催涙弾

吸い込んでしまったのか
喉が痛くなり、咳き込みながら
ゲートまで走りました。

他の観客も喉や目が痛むようで辛そう

ゲートから観客席を見ると
逃げる際に負傷したのか
あちらこちらで
うずくまって倒れている人が見えました。

まだどうなるか分からない状況
早くゲートを出た方がいい

外に出ると
周りのエチオピア人達から
水を分けてもらい
うがいして

露店のおばちゃんが家から
石鹸と水を持ってきてくれて
すぐに顔や手を洗う事ができました。

そして
JICAスタッフ、健康管理員に報告の電話
(報告義務があります)

気持ちが落ち着いてくると同時に
恐怖がやってきました。

何が危険でどう対処すべきか
まったく分からなかった

実際に
私は逃げ遅れていました。
これが実弾だったら
もっと大規模だったら
同伴する友人がいたら

いろんな事が頭をよぎり
どんどん怖くなりました。


以前も街中で
物乞いを断った際に
ケンカをふっかけられ
飛び蹴りをされた事がありました。
(当たってません)

変に反抗すれば
ナイフや凶器を持っているかもしれない

その時は現地語を使って
周囲に助けを求めてやり過ごせましが
今回のような場合はどうすべきなのか…


ここはアフリカ
日本人の感覚ではいけない


翌日に
同僚達から話しを聞くと
軍は選手を守る義務がある
だから、そんな対応をとったんだよ


以前の任地ウォルデイアでは
試合に勝ち、群衆の勢いを軍は制圧出来ず、フェンスを壊しスタジアムに乱入

見方を変えれば
スポーツ選手がアウェイゲームで危険な目に合わないためには必要なのかもしれません。


何がなんだな分からず
逃げ惑う恐怖

知らない外国人にも
水を分けてくれるエチオピア人の優しさ

スポーツ選手の安全対策

今回の件でいろんな事を感じたし、疲れました。

とりあえずサッカーの試合…
しばらくは遠慮します。

 

 

 

スポーツの力

スポーツの力

2月末の日曜日
セントジョージ対 アルバミンチ
のサッカーの試合がありました。

 

リーグ戦首位のセントジョージが相手な事もあって
アルバミンチサポーターも熱が入ります。

会場に入るのも大変だろうな、、、、

 

そして
スタジアムのゲート前

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驚きました。

列を作っている!!

 

エチオピア人が列を守って…

こんな事もあるのか

 

スポーツの力って凄いな

 

試合は
1:4で負けましたが
人を引き寄せる力だったり
団結力だったり

スポーツの力を改めて感じました。

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続く

サッカー教室

サッカー教室

2月の最終週は
サッカー隊員の修さんを私の任地に呼んで小学校でサッカー教室


この1週間のために
いろいろ準備しました。

道具、場所、小学校へ挨拶、スケジュール調整、
何度も何度も同じ確認をスタッフや先生達にしにいきました。


コーチングセミナーも大盛況

子供達も4日間本当に楽しんでくれました。

やってよかった。
子供達の笑顔が何より嬉しかった。

そして
校長先生に月曜にお礼の挨拶に行くと
続けて欲しい
来年も是非やってほしい
他の種目するのもいいな
水泳教室はやらないのかい?

今回は学校の敷地が使えなかったけど、子供達が動き回れるように整備するから
うわー
めっちゃ嬉しい

私はサッカー教えられませんが
グランド整備や子供たちが遊べる環境なら一緒に作っていけます。


準備も大変やったし
想定通りにいかないことばかりだったけど、こういう思いを引き出せたのが何より嬉しい。

私自身、経験豊富な修さんから学ぶ事もたくさんあって
アルバミンチのスポーツ環境を見直せて
実り多きプロジェクトになりました。

次回はもっと協力体制が取れるように
レポート頑張って
せっかく繋がれた小学校の先生達とも
関係を大事にしていきたいと思います。

やってよかった^_^

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加朱さんマッタ(来た)

加朱さんマッタ

5年前にエチオピアにJICAボランティアで来ていた
加朱さんが私の任地に来てくれました。
実は順天堂の先輩です。

鳥八、助八、ピーコ、ホワハ
順天堂トークに話しが咲きました。
(順大あるある)

私はJICAボランティア出なくても、
ワーホリでもバックパッカーでも
世界で何が出来るのか感じれたら何でも良かった。

しかしJICAを選んだのは
先輩ボランティアの話しを聞いたから

問題や課題を達成するために
年令や性別を超えた話しができて
自分達の夢を語り合える
そこにマイナスな発言はない
自分もそんな仲間や時間を共有できる
エネルギッシュな人達と出会いたい

そう思わせてくれた先輩OBの1人が加朱さんです。

活動先のプールに来てくれて
同僚達に挨拶

5年ぶりにも関わらず
アムハラ語ぺらぺら
エチオピア人が割って入れない程
アムハラ語喋る人にはじめて会いました。
すごい!

そして
16才のテフェリとハブタモとも
手押し相撲で遊んでくれて
わずか30分ほどの時間で
同僚達と打ち解けてました。
本当すごい

一泊二日の短い時間でしたが
普段1人でいろいろ考えて煮詰まっていたところ
加朱さんのおかげで吹き飛びました。


テフェリとハブタモとも
仕事ばっかりで
一緒に遊んであげてなかったし

言葉の壁は直ぐには無理でも
もっとみんなと深く関わっていこうと
気づかされました。

加朱さん
ありがとうございました。

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